Song of Solomon

Song Of Solomon (Everyman's Library Classics S.)
Song Of Solomon
著者:Toni Morrison
発表年:1977
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2019.11.21

あらすじ

舞台は、20世紀のアメリカ、ミシガン州。
父、Macon Dead(二代目)、母、Ruth、二人の姉、First Corinthians、Magdalene called Lena、という家族の下に生まれた、Macon Dead(三代目)。
そして、Macon Dead(二代目)の妹、Pilate、その娘、Reba、Rebaの娘、Hagar。
主人公、Macon Dead(三代目)を中心とした、この黒人一族を巡る物語。

私の感想、レビュー

1993年に、黒人作家として初めて、ノーベル文学賞を受賞した、トニ・モリスンによる代表作の一つで、オバマ元大統領もお気に入りの一冊として挙げている「ソロモンの歌」。

トニ・モリソンの作品自体、初めて読んだのですが、本当に、素晴らしかったです!

あまり詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので控えますが、それぞれの出生の秘密や、アレの行方、Guitarとの・・・、などなど、続きが気になる所が多く、ストーリーが面白いので、とっても楽しく読めました。

ただ、軽い娯楽作品と言う感じではなく、人種差別などの問題も扱った、重厚な文学作品です。

英語に関しても、難しい単語もちょこちょこ出てきますし、スラングもよく出てきて(例えば、「buckra」「cracker」は、どちらも、「derogatory」で、白人という意味です)、また、「He don't」「ain't」「We didn't drink nothing」などなどの、「Black English」が、慣れるまで、ちょっと読み辛かったです。

また、「his father」とか「her mother」とかが、誰のことを指しているのか、こんがらがってきたり、最初に結末が語られて、「は?」と思いながら読み進めていくうちに、「ああそういうことか」というところが結構あったり、有名人やアメリカの企業やその商品の名前など、固有名詞も多くて、ちょっと難しく感じるところがありました。(ですので、ここ数年、私は、英語の本は、ほとんど辞書を引かずに読んでいたのですが、この作品は、WiktionaryやWikipediaで色々調べながら読みました)

ただ、難しすぎてお手上げかと言うと、全然そんなことはなく、ストーリーの面白さが引っ張って行ってくれることもあり、特に、私は、こういった、「Family Saga」と言いますか、一家一族の物語が好きなこともあって、とても充実した読書体験ができました!