Slapstick, or Lonesome No More!

Slapstick or Lonesome No More (Vintage Future)
Slapstick, or Lonesome No More!
著者:Kurt Vonnegut
発表年:1976
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★
読了日:2017.03.15、2019.11.28

あらすじ

語り手は、前代のアメリカ大統領。
彼が取った政策は、拡大家族化計画。
政府から、新しいミドルネームが支給され、同じミドルネームを持つものは、みんな家族に!
だから、Lonesome No More!
ヴォネガットが描く奇想天外な独特の世界!

私の感想、レビュー

(一回目読了時、2017.03.15)

ヴォネガットは、「Cat's Cradle(猫のゆりかご)」を昨年の12月に読んで以来、最近、他の作品も読んでみたくなったので、何となく気になった本作を読んでみました。

感想は、素晴らしい!の一言です。

ネタバレになってしまうといけないので、詳しくは書きませんが、特に、大統領の前妻に支給された新しいミドルネームは爆笑もので、あの辺りのシーンは私は、10分くらい大笑いしました!

また、この作品のテーマである、

Please - a little less love, and a little more common decency.

これは、「Less 渇愛! More 布施!」という感じで、なんだか仏教に通じるところがあるように思いました。

ただ、ヴォネガットは、自分の作品を、「Aプラス」から「D」で自己採点しているのですが、この作品は、最低ランクの「D」なんですよね。

私としては、「何でこれが、Dなんだろう?」「面白いじゃん!」という感じで、私の評価は、5点満点中、4.5点です。

ちなみに、「Cat's Cradle(猫のゆりかご)」は、ヴォネガット自身の評価は最高ランクの「Aプラス」です。(私の評価は、3点)

前回は、私にとって、初ヴォネガットだったから、少し「acquired taste」なところがあるヴォネガットの良さが、イマイチ分かっていなかったのかなあ、という感じで、「Cat's Cradle(猫のゆりかご)」もまた読んでみようと思います。

英語は、ところどころ難しい単語が出てきますが、そのほかは、読みやすくて、英検準1級くらいの実力があれば、十分、楽しめると思います。

面白おかしく描かれる、奇想天外なストーリーは、なんだかクセになりそうで、明るく楽しい、読後感がとっても爽やかな作品です。

私の感想、レビュー

(二回目読了時、2019.11.28)

私は、毎年(と言っても、ここ2,3年くらいのことですが笑)11月12月になると、なぜか、ヴォネガットが読みたくなり、今年も!と言う感じで、この度、この作品を読みました。

ヴォネガットの作品の中では、マイナーな方かもしれませんが、私は、滅茶苦茶好きです!

本当に、何でこれが「D」なのか(上の前回のレビューにも書きましたが、ヴォネガットは自分の作品を「A+」〜「D」で自己採点しており、本作は「D」になっているそうです)、私には分かりません!

二回目なので、前回ほどは、大笑いしませんでしたが、それでも、以下のような、クスっとさせられる文章がたくさん出てきて、今回もとても楽しめました!

It was always a big story when multimillionaires mistreated their own relatives. Hi ho.