On Liberty

Great Ideas V  On Liberty (Penguin Great Ideas)
On Liberty
著者:John Stuart Mill
発表年:1859
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2019.07.14

あらすじ

イギリスの哲学者、ジョン・スチュアート・ミルによる、エッセイ「自由論」

私の感想、レビュー

日本で言うと、黒船来航が、1853年、日米和親条約が、1854年で、そして、ちょうど、安政の大獄の頃の、1859年、日本にはまだ一般に、「自由」という概念が知られていなかったと思われる頃、本書は発表されました。

非常に有名な本ですが、私は、この度初めて読みまして、それは言い過ぎじゃないか、そうとは限らないのではないか、ちょっと押し付けがましいなあ、と思うところもあったのですが、それでも、以下のような、書き留めておきたい文章がたくさんありました。

The only purpose for which power can be rightfully exercised over any member of a civilized community, against his will, is to prevent harm to others. His own good, either physical or moral, is not a sufficient warrant.

If all mankind minus one, were of one opinion, and only one person were of the contrary opinion, mankind would be no more justified in silencing that one person, than he, if he had the power, would be justified in silencing mankind.

religion, the most powerful of the elements which have entered into the formation of moral feeling, having almost always been governed either by the ambition of a hierarchy, seeking control over every department of human conduct, or by the spirit of Puritanism.

To give any fair play to the nature of each, it is essential that different persons should be allowed to lead different lives.

In this age, the mere example of non-conformity, the mere refusal to bend the knee to custom, is itself a service.

英語に関しては、語彙の面では、たまに難しい単語が出てくる程度なのですが、修飾句の挿入や関係代名詞が多用された長い文章が多く、また、内容自体も、お堅いと言いますか、私にはピンと来ないところがあり、(そう感じるのは、私が意識低い系だからかもしれませんが笑)、中身がほとんど頭に入ってこない文章も多かったです笑

宗教に洗脳されること、多数決という暴力を民主主義と勘違いすること、個性や多様性を認めないこと、政府や上の人間のいいなりになること、などなどが、いかに危険かと言うことが論じられていて、愚行権など、色々な命題に対する考察が興味深く、私は、小説を読むことが多かったのですが、こうしたノンフィクションものも、最近面白いと思うようになってきました!