Jailbird

Jailbird
Jailbird
著者:Kurt Vonnegut
発表年:1979
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★
読了日:2019.03.08

あらすじ

ウォーターゲート事件に関与したとのことで、刑務所に入れられてしまった、主人公、Walter F. Starbuck。
今までの人生の回想と共に、彼が釈放されてからの24時間が描かれる。

私の感想、レビュー

ヴォネガットの小説を読むのは、私は、これで5冊目ですが、安定の面白さでした。

特に、サッコ・ヴァンゼッティ事件、アメリカ大恐慌、第二次世界大戦、ウォーターゲート事件、などなど、20世紀のアメリカの歴史的事件に、主人公が絡まれながら?、ストーリーが進んでいく様は、「フォレスト・ガンプ」のようでした。(この「ジェイルバード」のほうが発表が先ですが)

ただ、本作は、他の惑星に移動したり、タイムワープしたり、人類滅亡寸前になったり、あの世と交信したり、といった、SF的な要素がないので、他の作品と比べると、ヴォネガット特有の奇想天外さが無くて、ちょっと物足りなくも感じました。

それでも、十分に面白く、所々、クスっと笑わしてくれて、こういった、「主人公が大変な目に遇いながらも、ユーモアを忘れない」本は、読んでいて気分が明るくなるものがあります!