TOEIC編 PART3 会話

TOEICテストの、PART3は、リスニングで、会話問題です。
放送される英文は、1度だけで、問題冊子には載っていません。
まず、二人の人物による会話文が放送され、設問ごとに、その会話に一番適した内容を、(A)(B)(C)(D)の中から選びます。
問題冊子には、設問と、その選択肢(A)(B)(C)(D)が載っています。
また、設問は放送されます。
全部で、30問です。

このパートで重要なのは、

問題冊子に載っている設問や選択肢に気をとらわれずに、集中して放送される英文を良く聞く

という事です。

もちろん、余裕があれば、放送される英文を聞きながら同時に、設問とその選択肢を読んでも良いのですが、それだと、一度しか放送されない英文を聞き逃してしまうことがあります。
しかも、設問と選択肢は、問題冊子に印刷されているので、自分のペースで、読む事が出来るうえに、聞き逃す事がありません。
すでに書いてあって、後でも読める事に集中するあまり、一度しか放送されない英文を聞き逃すのは、決して良い方法とは言えません。

しかも、初めて目にする文章を読みながら、初めて耳にする文章を聞き取るというのは、かなり集中力が必要です。
試しに、日本語の新聞を読みながら、日本語のニュースを聞いてみると、結構、疲れますし、新聞に気を取られて、聞き取れない事があります。
これが、母国語ではない英語ならなおさらです。
英字新聞を読みながら、英語のニュースを聞いて、完璧に両方理解できるのであれば、問題ありませんが、そうでなければ、両方同時よりも、一つずつ理解して行くほうがいいです。

なので、もちろん出来なくはないかもしれませんが、わざわざ、そんな疲れるやり方をする必要もないと思います。
順を追って、「放送 → 問題冊子」に取り掛かれるのですから、そのほうが負担が少なく、正解しやすいと思います。
ですので、もちろん、わざと自分にハンデを課す場合は別ですが、そうでなければ、放送中は、問題冊子に気をとらわれず、放送に集中して聞いたほうが得策です。

実は、これは、私の悪い癖で、英検1級の受験時も、ついつい、目に入ってくる問題冊子の英文を読もうとしてしまい、それに気を取られて、一度しか放送されない英文を聞き逃してしまう事がありました。
問題冊子に印刷されている英文は、放送が終わった後でも読めるというのにです笑
これが、私が、リスニング問題を外す大きな原因の一つでした。
ですので、英文が放送されている時は、放送に集中することが重要です。

逆に、ちゃんと英文が聞き取れれば、このパートは正解するのは、難しくないと思います。
ただ、このパートが苦手な方は、他のパートにも共通する事ですが、やはり、

@ 英検1級のリスニング問題の音声を、1.3倍速でシャドーイングしまくる
A ダイアローグ(対話)形式のリスニング教材を、1.3倍速で、シャドーイングしまくる

の2つの方法が効果的です。

まず@ですが、日頃から、本番のTOEICのテストより、難しい音声を、本番のTOEICのテストより、速いスピードで聞いて、トレーニングをするのは、とても効果的です。
何も、英検1級にこだわる必要はありませんが、英検1級でも、似たような、会話問題(放送される二人の人物の対話の内容一致問題)が出るので、丁度良いと思います。
ただ、初心者の方が、いきなり英検1級のリスニングにチャレンジするのは、最初は、難しすぎるかもしれません。
なので、この方法は、高得点を狙う上級者の方向けのトレーニングです。
ただ、もちろん、初心者の方でも、最初に、英検1級の音声のスクリプトを精読し、そのあとで、何度も繰り返しシャドーイングを重ねれば、かなり効果的なトレーニングになります。
ただし、発音と瞬間英作文を、ある程度、習得している事が前提です。
音声とスクリプトは、英検のホームページで、無料で3回分、手に入ります。
初心者の方の場合は、

スクリプトを見ながら、1倍速で、100回、聞く
スクリプトを見ながら、1倍速で、100回、シャドーイングする
スクリプトを見ないで、1倍速で、100回、シャドーイングする

そして、さらに余裕があれば、

スクリプトを見ながら、1.3倍速で、100回、聞く
スクリプトを見ながら、1.3倍速で、100回、シャドーイングする
スクリプトを見ないで、1.3倍速で、100回、シャドーイングする

このトレーニングメニューの1倍速の部分は、英語耳の著者の松澤先生の「Parrot's Law」というトレーニングと一緒です。
実際に私も、初心者の頃に、自分の好きな英語の音楽、5曲くらいと、自分の好きな映画の3分くらいのワンシーン、5個くらいをやって、リスニング力が大幅にアップした事を実感しました。

次のAは、ダイアローグ形式のリスニング教材を、1.3倍速でシャドーイングしまくるというトレーニングですが、これは、

・対話形式の英文の放送に慣れる
・シャドーイングする事によって、リスニングを総合的に鍛える
・本番の音声より速いスピードに慣れる事によって、本番の音声がゆっくりに聞こえるようになる

というような効果があります。

これらが、「リスニング」のためのトレーニングです。
ただ、読解力が足りなかったり、語彙が少なすぎたり、構文をしらなすぎたりと、根本的に実力が足りないと、正解するのは難しいので、その場合は、リスニングと並行して、読解力、語彙力、構文力のトレーニングも別途必要です。
そのあたりの事は、TOEIC編 リスニングを参考にしてください。