ビジュアル英文解釈シリーズ

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ) ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)

レベル

読解、初級〜中級

概要

英文読解の解説書です。

Part1とPart2は、二つで一つの扱いで、Part1は、はしがき、本編1〜35、Part2は、本編36〜61、あとがき、文法篇、索引が載っています。
本編は、最初にそのレッスンで初めて扱う例文を使った解説が少し載っていて、そのあとに、約1ページ弱の英文が載っていて、そのあとは「研究」と題して、長文の解説、そのあとに「大意」と題して、その和訳、そして、最後に、本書の登場人物である、「R君」「G君」「I先生」「Wさん(Part2から登場)」達による対話形式のおさらい的内容が載っています。

学習は、最初の解説をよく理解してから、1ページ弱の英文を自分で和訳してみて、その自分で書いた和訳を手元に、先の解説を読んで行くという形です。
また、解説を進めるにつれて、英文読解のルールが出てきて、最後には「List of rules」としてまとまっていて、これも参考になります。

この「ビジュアル」という言葉は、「授業が見える」「英語が見える」の二つのコンセプトが基で、本編は、実際に授業を受けているような感じの内容で、またはっきり英文が見えるようになるように配慮されています。

長所

長所は、まず自分の手で和訳を書くので、受信型で少し退屈な勉強になりがちな読解の勉強が楽しくできる点です。
小説なら内容が面白いので読むだけでも楽しめますが、教材の英文は小説と比べるとすこし内容が堅くて、退屈な受信的勉強になりがちです。
ですが本書は、自分の手で和訳を書くので、受信的な勉強が苦手な方でも取り組みやすいと思います。
また、本書の英文の内容は、小説ほどではありませんが面白いのが多いです。

あと、上でも書きましたが、授業形式の解説を読み進めていくので、非常に勉強がしやすいのも長所です。
自分も授業に参加してるような感じで学習を進められるため、学習が苦になりません。

もともと大学受験用の本で、対象は、中学生、高校生なので、基礎から非常に丁寧に解説がされているのも長所です。
また、一から英語をやり直したい大人の方にも、十分に使える内容です。

短所

自分で和訳を書くので、実際に自分で手を動かす学習に取り組むのが苦手な人には短所になるかもしれません。
和訳を書かなくても多少の効果は得られるかもしれませんが、本書の指示通り、実際に和訳を自分で書いたほうが遥かに効率が良いと思います。

もう一つは、もっとレベルの上限を上げてほしかったと思いました。
初級〜中級くらいの内容で、本書で英文読解について全てをカバーしている訳ではありません。
もちろん、どこまでを「英文読解」と捉えるかにもよりますが、なるべく英文読解の全ての内容を網羅すべく、もっとレベルの高い内容も扱って欲しかったと思いました。
その場合には、同じ著者の英文解釈教室という教材に取り組むと良いと思います。
こちらのほうが少しビジュアル英文解釈シリーズよりもレベルが高いそうです。
私もまだ持っていませんが、近い将来取り組んでみたいと思っているものです。

向いてる人

・英文読解の基礎を身につけたい人

向いてない人

・英文読解の基礎がすでに完璧に身についている人

私の感想

私の場合は、まだ英語を本格的に勉強し始めたて半年ちょっとくらいの頃に、この教材に取り組みました。
最初は、発音練習と、ペーパーバックを辞書を引いて読みまくるという学習をしていました。
そして、知らない単語を辞書で確認するだけでは、限界を感じ始めていた頃に、書く英語・基礎編とともに、本書に取り組んだわけです。

この、書く英語・基礎編で、英文法の基礎を英作文を通して学び直した事と、このビジュアル英文解釈シリーズで、読解の基礎を学んでから、ペーパーバックがかなり読みやすくなりました。
当時は本書の内容も少し難しく感じましたが、今(2011年2月現在)読んでみると、結構簡単に思えて、自分の上達具合が分かって嬉しいですね。
本書に限らず、思い入れのある参考書は取り組んだ日付を一番最後のページに書き込んで取っておいて、何年かしてから読み返すと、懐かしくて、自分の上達具合も 確かめられるので、二重に楽しめます。

また、何度か述べましたが、自分も授業に参加してるような感じで学習を進められるので、この教材に取り組むこと自体が非常に楽しかったのを覚えています。

私は、リーディングとリスニングには、ほとんど気を使わないで、ここまで来ましたので、将来一度、リーディングとリスニングに特化したトレーニングも、やってみたいと考えています。
その時は、復習として本書に取り組んだ後で、上でも紹介した英文解釈教室や、ほかの高度な英文読解の参考書に取り組むつもりです。
英文法は、瞬間英作文で身につけましたので、「英文読解」に特化していて、且つ、かなり高度な内容まで、ほぼすべての内容を網羅しているものを探しています。

効果的な使い方

発音と瞬間英作文の第3ステージの構文集を終えてから、英文読解のルールを学ぶためにこの教材に取り組むのが一番効果的だと思います。
本書は、英文法は、Part2の最後のほうに文法篇として少し載っているだけですので、瞬間英作文で基本英文法と構文を自分で使えるようになってから、本書に取り組むのと、非常に効果的に英文読解を学べると考えるからです。

また、本来大学受験用の参考書ですので、中学生の方や、高校生の方が、大学受験対策として取り組まれるのも効果的です。

マスターすると?

英文読解の基礎が身に付きます。

最後に

大学受験の本ですので、すこし勉強っぽい感じもしますが、実際に自分で和訳に取り組んだりするので、そんなに苦にはならないと思います。

ビジュアル英文解釈 (Part1)
ビジュアル英文解釈 (Part2)