英会話の正体 元祖!スピードスピーキング

英会話の正体 元祖!スピードスピーキング

レベル

スピーキング初級〜中級

概要

その名の通り、ネイティブ並みの「スピード」で話す事の重要さを説いている本で、練習用の例文が目安時間付きでたくさん載っています。

本書の構成は、はじめに、20の章、あとがきで、20の章の目次は、以下の内容です。
目次から大体、本文の概要が分かると思います。

1「Speed Speaking - 速話」
2「日本語のほうが速い!」
3「日本語は省略が多い」 
4「同義語VS同音異義語」 
5「センテンスの区切り」 
6「センテンスの長さに負けない!」 
7「音の連結 Liaison」 
8「短縮形に慣れよ!」 
9「気合い!!!」 
10「一人の練習が最重要!!」 
11「リスニングの実体」 
12「文法・構文を重視せよ!」 
13「基本的なミスを繰り返すな!」 
14「複文のセンテンスを習得せよ!」 
15「聞くと話すは大違い!」 
16「英語で考えるとは?」 
17「センテンスを連打・連射せよ!」 
18「音読・暗記・暗唱そして音記せよ!」 
19「無から有は生じない!」 
20「進歩に要する時間」 

長所

最大の長所は、本書のコンセプトである「スピードスピーキング」「ネイティヴ並みの速さで話すことの重要性」の解説です。
「ネイティヴスピードのスピーキング力」が必要であると言うのは、非常に為になる考えです。

個々の音でも、自分で発音できない外国語の音を、正確に認識するのは、思春期を過ぎた大人には非常に難しい事です。
それと同様に、ゆっくりしか話せない外国語のネイティヴスピードのフレーズを、正確に認識するのは難しく、それを可能にする一番の近道は、自分も同じスピードで話せるようになる事だと思います。

歌なんかを例に取ってみると分かりやすいと思います。
早口で歌われている歌詞を、初めて聞いたときに正確に聞き取るのは難しいと思います。
また、歌詞を見ただけでも、正しい発音を習得していない人や、スピードについていけない人には、正確に聞き取るのは難しいと思います。
でも、歌詞を見て、正確な発音を身につけ、さらに自分でも同じスピードで歌えるようになると、かなり楽に聞こえるようになってきます。
これは、会話でも同様で、本書の「スピードスピーキング」の内容は、大人になってから外国語として英語を学び始めた人で、真剣に英会話の上達を望む人なら、一度は目を通しておいて損はない内容です。

また、例文が豊富で、制限時間の目安(〜秒で読み切る)が載っているので、練習しやすいのも長所の一つです。

短所

短所は、CDが付いていない事です。
「スピードスピーキング」と言うからには、やはりお手本の音声が付いていて欲しかったと思います。
これだけ豊富な量の例文を、CDと共に正確な発音で十分な回数練習すれば、かなりの効果が得られると思うからです。
それだけに、CDが無いのは残念です。

向いてる人

・ネイティヴスピードで話すことの重要性の解説が読みたい人

向いてない人

・すでにネイティヴスピードで話せる人

私の感想

私は、この本は、教材や参考書と言うよりも、読み物のつもりで購入しました。
ちょうど、英検1級の1次試験に突破して、1度目の2次試験に落ちてから、スピーキング上達のための方法論を知りたいと考えていたからです。
ですので、非常に参考になりました。

それから、英検1級の2次試験のスピーチ対策で、なるべく「ネイティヴスピード」を意識して音読練習をしまくって、スピーキング力やリスニング力が上がってきたと実感しました。
また、常に「スピード」を意識するようになり、前も時々倍速再生をしていましたが、本書を読んでからは、常に英語の音声教材は「ちょっと速いけどなんとかついていけそう」くらいのスピードで倍速再生して、聞いたり、CDと一緒に音読するようになりました。

ただ、短所でも述べたように、CDが付いていれば、CDと一緒に練習をしたいと思いましたが、CDが付いていないので、私はこの本の例文を使っての音読練習はしていません。

効果的な使い方

この本の指示通りに、学習を進めていっても非常に効果があると思います。
本書に、3か月〜6か月くらいで、上達の実感が得られると書いてありますので、そのくらいの期間、本書に従って学習を進めるのもいいと思います。

ただ、私の個人的なオススメ学習法は、本書の解説を読んでから、いま自分が取り組んでいる「語彙教材」などのCDを、「ちょっと速いけどなんとかついていけそう」くらいのスピードで倍速再生して、一緒に音読練習して、それを30ターンくらい繰り返すと言うものです。
やはり、CDと一緒に音読したほうが良いですし、どうせなら一緒に語彙増強も図ったほうが効率的だと考えるからです。

簡単なフレーズを、完璧に身につけるために、「日常会話表現集」などのCDで取り組んでも効率的だと思います。

マスターすると?

スピーキング力、リスニング力の大幅アップが期待できます。

最後に

実際の会話では、ゆっくりとしか話せないと、なかなか聞いてもらえなかったり、相手にしてもらえなかったりすると思いますので(もちろん、こちらの英語が遅くても、しっかり聞いてくれる優しい方もたくさんいると思いますが)、速く話せるようになることは重要で、この本の解説は読んでおきたいところだと思います。

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