英語で説明する日本の文化

英語で説明する日本の文化

レベル

通訳ガイド

概要

本編は、5つの章に分かれており、概要は以下の通りです。
第1章「日本の宗教と精神を英語で発信」
第2章「日本の伝統文化を英語で発信」
第3章「日本の「食」「住」「娯楽」を英語で発信」
第4章「日本の「観光名所」「地理」を英語で発信」
第5章「日本の「政治」「産業」を英語で発信」

CDは収録時間約28分で、各章にいくつか挟まれる、「日本の○○のガイドにチャレンジ」という、外国人と日本人ガイドの日本の○○に関するやり取りが、対話形式で収録されています。

長所

これもまた、さすがIchy先生と言う感じで、内容が素晴らしいと思います。
日本の事が、非常に詳しく載っています。
通訳ガイドはもちろんの事、外国人とコミュニケーションを取る機会のある人は、本書の内容が頭に入っていると、日本の基本的な事は、英語で説明できるようになると思います。

「Q&Aにチャレンジ」のコーナーでは、例えば、「Why do Japanese people tend to be shy in front of others?」などという、日本の特徴に関する質問が、いくつかのっていて、非常に面白く、且つためになります。
これは、通訳ガイドとしてはもちろん、外国人との日常会話、単に読み物としても楽しめますし、英検1級のエッセイやスピーチ対策としても有用です。

さらに、日本特有の物、日本発の物の語彙リストも充実していて、非常に役に立ちます。
例えば、以下の物を英語で言えますか?

「神輿」
「歳暮」
「すだれ」
「ドラゴンクエスト」

日本特有の物や、日本的な概念は、英語で説明するのは、難しいものが多いと思います。
答えは、上から、

「portable shrine (carried during festivals)」
「year-end present」
「bamboo blind」
「Dragon Warrior」

です。
こんな感じで、日本独特の物の語彙リストが各章の終わりのほうに出てきて、読んでるだけで「へ〜そう言うんだ」と思うのが多く楽しめるうえに勉強になります。
ちなみに、私は、この語彙リストに載ってるものは、ほとんど英語で何と言うか分かりませんでした笑

また、英語教材のCDは、ゆっくりはっきり発音されすぎていると感じるものが多いのですが、本書のCDは、自然なスピードで収録されているため、聞き心地が良いです。

短所

まずは、CDが短すぎることです。
せっかく素晴らしい内容なのに、CDでカバーしている範囲が少なすぎるのが短所です。
特に、こういう記憶系のものは、反復学習が鍵なので、本書の内容を、すべては難しくても、もっと多くカバーしていれば、特に通訳ガイドを受験される方にとっては、CDを聞いているだけで復習が出来るので、もっとCDに、本書の内容を多く入れてほしかったと思いました。
せめて「Q&Aにチャレンジ」のコーナーだけでも、CDに入れてほしかったです。

これは長所でもありますが、内容が非常に充実しているので、かなりの知識の量が詰め込んであり、本書の内容を紙面だけで全て暗記しようと思ったら大変です。
自分で、ボイスレコーダーかなんかに、本書の内容を吹き込んで、それを何回も聞くとかしたほうが、効率よく覚えられると思います。

向いてる人

・外国人に日本を案内する時の例文集が欲しい人
・通訳ガイドを目指している人
・外国人との会話をもっと楽しみたい人
・日本のことをもっと知りたい人

向いてない人

・本書の内容がすべて頭に入っていて、発信できる人

私の感想

本書は英語で案内するニッポンと共に、英検1級に合格した後、「つぎは通訳ガイドを目指すか」と思って購入しました。
ただ、途中で気が変わって、当面はアンチ・バベルの塔のマスターに集中することにしたので、結局、まだ本書を使って勉強はしていません。
ですが、ちょっと内容を見ただけでも、本書の素晴らしさは、すぐに分かると思います。

「Q&Aにチャレンジ!」「日本の○○クイズにチャレンジ!」「日本の○○を発信するための語彙クイズにチャレンジ!」「日本の○○を発信するための語彙リスト」などは、非常に為になります。

各章の説明文で、所々、括弧の中に前の単語の英訳が載ってるのも親切です。
たとえば、本書の134ページから一部を引用すると、
「逆に、外国人が苦手な日本食は、「納豆」(fermented soybeans)が圧倒的に多く〜」
のように、「納豆」の英訳が載っています。

余談ですが、私は、本書を読んで、中学受験を思い出しました。
中学受験の時、塾の社会科の教材が本書のような内容のプリントでした。

効果的な使い方

通訳ガイドを目指される方は、上でも書きましたが、「ボイスレコーダーに、本書の内容を全て吹き込んで、それを聞きまくる」というのが最も効率の良い勉強法の一つだと私は考えます。
たしかに、最初は大変ですが、黙って、視覚だけで、本書を覚えようとするより、はるかに効率が良いはずです。
本書に限らずですが、暗記モノは、暗記したい内容を音声にして、それを聞きまくるというのが、一番効率が良いと思います。
パソコンに打ち込んでから、Adobe Readerなどの読み上げ機能を利用してみるのも良いかもしれません。

また、普通の読み物としても、非常に面白く楽しめます。

マスターすると?

通訳ガイドとしての日本の知識が身に付きます。

最後に

こんなに素晴らしい内容なのに、値段も安くて、オススメです。

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