英語で考える本

英語で考える本

レベル

初級〜中級

概要

日本人が英語で考えられるようになるための本です。
本編は、以下のようになっています。

「What Kind of Language Is English」の章では、英語という言葉について、その構造的な事に少し触れています。

「What Is Thinking」の章では、「考える」ということについて、著者の見解が載っています。

「We and English」の章では、日本人と英語についての著者の見解が載っています。

「Questions and Direct Answers」の章では、質問に答えていく練習問題が載っています。

「Read, Read, and Read」の章では、「読む」と言う事について、著者の見解が載っています。

「Exercises in Speed Reading」の章では、その名の通り、書かれている制限時間内に英文を読んで、その英文についての質問に答えるという、速読の練習問題が載っています。

「The Locker Story」の章では、1時間くらいで読む創作恋物語が載っています。

「Say It Differently」の章では、指定された「主語」で英文を作って行くものと、指定された主語プラス「数・時制・冠詞」込みの英文を作って行くパターンプラクティス的な練習問題が載っています。この章の狙いは、普通に喋っていて、文法的に間違ってしまった場合や、予期せぬ単語を使ってしまった場合に、そのあとをスムーズにつなげていくための物で、例えば、「Two women is」と言ってしまったら、そのあとどうつなげるか?というような練習問題集です。

「Solving Problems in English」の章では、英語の質問に英語で答えていくもので、内容は読解問題や算数です。

「Play Games in English」の章では、その名の通り、いくつか英語で考える事に役立つゲームが載っています。

「Understand It in English」の章では、常に英語で考え、どんな事も英語に直しておくことのすすめと、その練習問題です。

「Switching from Japanese into English; from English to Japanese」の章では、英語と日本語の切り替えについて載っています。

「The problem of Japanese English」の章では、日本式英語の問題点と題して、東京のある英字新聞に「Problem of "Japanese English"」という記事が掲載された時に、著者がその記事のライターに送った手紙の内容が、その英字新聞の記事とともに載っています。

長所

最大の長所は、読み物として単純に面白いことです。
本書の指示通りに読んで行けば、本当に英語で考えながら本書の練習問題に取り組んで行けます。
練習問題も豊富に載っていますし、練習問題の内容が面白いです。
実際に自分で練習問題に取り組んで行くので、堅い参考書を読むだけの受信的な勉強が苦手な人でも楽しめます。

また、英語学習に取り組むにあたっての心構えとしても非常に参考になります。

短所

40年以上前の本なので、ちょっと古いです。
イラストなどは一切出てきませんし、全編白黒モノクロです。
そういうアンティークっぽいところが私としては、なんとも好きなのですが、最新のデザイン性の高い参考書じゃないと嫌だという方にとっては短所になるかもしれません。
でも、内容は今でも非常に参考になるものです。

向いてる人

・英語で考える事を身につけたい人

向いてない人

・英語で考える事がすでに完璧に身についている人

私の感想

私の場合は、参考書と言うよりは、読み物感覚で購入しました。
読んでるだけで非常に面白くて、かつ非常に参考になりました。
特に、「We and English」の内容は、これからも時々読み返しておきたい素晴らしい内容だと思います。
日本語を話すときは日本語的思考で良いのですが、英語を日本語的思考で話す時と問題がありますので、この章で書かれている日本語的思考と英語的思考の違いは必ず知っておいたほうが良いと思います。
これは、今では良く言われている内容ですが、私は個人的に、本書は最近の物とは一味違った感覚を受けました。

効果的な使い方

発音と瞬間英作文の第1ステージを終えたくらいの頃に、今後の英語学習の心構えを学ぶために、読み物として取り組むのが効果的だと思います。
また、練習問題も豊富に載っていますので、英語で考えるようになるための踏み台としても非常に有用です。

ただ、あくまで本書は「英語で考える」為の物ですので、英文法などにはほとんど触れていません。
なので、全くの初心者の方は、まず発音と瞬間英作文をある程度終えてから取り組んだほうが良いと思います。

マスターすると?

英語学習の心構え、英語で考える事の基本的姿勢が身に付きます。

最後に

英語学習に取り組む上での心構えの一つとして、ぜひ読んでおきたい内容だと思います。

英語で考える本