コンピュータ版TOEFL TESTライティング完全攻略

コンピュータ版TOEFL TESTライティング完全攻略 (アスカコンピューター)

レベル

ライティング中級〜上級

概要

コンピュータ版TOEFLのライティング対策の本です。

本書の構成は、プロローグと、全8章から成る本編です。
本編のタイトルは章別に以下の通りです。

第1章「コンピュータ版TOEFLのライティングとは」
第2章「ライティング問題のパターン別攻略法はこれだ!!」
第3章「これで楽勝!ライティング必須表現集」
第4章「絶対マスター!英文法6カ条」
第5章「ライティングが生まれ変わるボキャビルの極意」
第6章「添削例でcheck!論理的で説得力のある英文の極意10カ条」
第7章「日本語と英語の発想の壁を越えてライティング力格段UP!」
第8章「究極の英文引き締めテクニック!」

長所

最大の長所は、やはりIchy先生の質の高い解説だと思います。

私は自分で社会問題に関する英文エッセイを書くのが大好きで、よく書くのですが、自分でエッセイを書いていると、疑問に浮かぶ事が多々あります。

「この論理の組み立て方で良いのか?」
「使用語彙のレベルはどの程度にするべきか?」
「エッセイの構成のパターンの持ちネタを増やしたほうが良いのか?」
「自分の中の定義と、世間の定義と、本来の言葉の持つ定義とのギャップは無いか?」

などです。
そして、疑問が出た時に、よく参照するのが英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニングと、本書です。
エッセイの疑問は、この2冊を見れば、大体解決してくれて、自分なりに頭の中を整理することできます。

あと、一番最初のプロローグで「英語の達人道」なる表が載っていて、英語のレベルの全体像が載っています。
これは、発信型英語スーパー口語表現にも載っていました。
色々なところで英語のレベルの概要が書かれていますが、私はIchy先生のこの表が、最も正確だと思います。
それが、私がIchy先生の言う「達人レベル」を最終目標にしている理由です。

ちなみにその概要は、以下の通りです。

============== 引用開始 ==============

運用語彙(認識)
約25,000〜30,000語(50,000以上)

聴解力
洋画80%、CNN95%

読解力
TIME95%

ライティング
タイムエッセイ、洋書(評論)、洋画スクリプトが書ける。

スピーキング
英語で演説や講演ができる。邦画の日英通訳がかろうじてできる。

============== 引用終了 ==============
コンピュータ版TOEFL TESTライティング完全攻略から引用)

表には、「英検3級レベル」「TOEFL130点(英検2級)レベル」「TOEFL190点(英検準1級)レベル」「TOEFL250点(英検1級)レベル」「玄人レベル」「達人レベル」「仙人レベル」の、運用語彙数、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの能力の概要が上のようにまとめてあり、非常に参考になります。

短所

短所は、他の著作と被る部分が多い事です。
多くの部分が、英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニングと、英語スピーキング スキルアップ BOOKに載っています。

なので、上の2冊を持っている方にとっては、ちょっと参考になるページは少ないかもしれません。
ただ、逆に言えば外せない重要な内容であるとも取れますし、エッセイライティングを学びたい人にとっては、第3章の「これで楽勝!ライティング必須表現集」と、第6章の「添削例でcheck!論理的で説得力のある英文の極意10カ条」と、第8章の「究極の英文引き締めテクニック!」は、非常に参考になります。

向いてる人

・中級者以上の方で、エッセイの書き方を身につけたい人

向いてない人

・全くの初心者の人

私の感想

私は、この本は、84ページからの、「これで楽勝!ライティング必須表現集」に載っている、「イントロの必須パターン5」だけを目当てに購入しました。
当時、2008年の第2回の英検1級1次試験を突破するべく、エッセイを自分で書くトレーニングを始めたばかりで、エッセイの型のパターンが知りたかったからです。
この部分は本当に役に立つ内容で、私はいまだに本書で紹介されているパターンを使ってエッセイを書いています。
私は、色々エッセイを書いてきましたが、どんなトピックでも、この「イントロの必須パターン5」で書く事が出来ています。
それだけ応用度が高く、実用的な物です。

また、出題パターンに出ているトピック集は、英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニングに載っていないものもありますので、英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニングに載っているトピックのエッセイを全部書いてしまったら、この出題パターンに載っているものを書いていこうと思っています。

効果的な使い方

この本自体は、「ドリル」とか「問題集」的な本ではなく、あくまで「解説がメイン」の本ですので、自分でエッセイライティングに取り組みながら、疑問解決のための参考書として使うのが一番効果的だと思います。
実際に私もそういう使い方をしてきて、英検1級にも合格する事が出来ました。

ただ、全くの初心者の方が、この本でライティングを基礎から身につけるのには向いていません。

マスターすると?

英文エッセイのコツが身に付きます。

最後に

この本は、英文エッセイに取り組んでいて、英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニングだけだと物足りないと思われた方が、自分のエッセイの質を高めるために参考にするには最高の教材だと思います。

コンピュータ版TOEFL TESTライティング完全攻略