War and Peace

War and Peace (Wordsworth Classics)
War and Peace
著者:Leo Tolstoy
発表年:1869
オススメ度:★★★
英語難易度:★★★
読了日:2014.10.02

あらすじ

小説としての話の本筋は、ナポレオンによるロシア遠征の時代、Rostov一家、Bezukhov一家、Bolkonski一家、Kuragin一家、Drubetskoy一家、などの貴族一家にまつわる、特に、Nicholas Rostov、Pierre Bezukhov、Andrew Bolkonskiの、3人の男たちが、戦争に巻き込まれながらも、生き、成長していく、壮大な物語です。

私の感想、レビュー

(Louise and Aylmer Maude訳)

世界的な名作として名高い本作ですが、私の読み終わっての感想は、「長すぎて読むのが辛かった」です笑

特に、「小説的な部分以外」の、歴史的背景の説明、戦場のこまごまとした描写、トルストイの史観と歴史に関する考察、などが、何ページ、何十ページにも渡って、長々と続くことが何度もあり、正直、非常に退屈に思えました。

ただ、「小説的な部分」は、非常に面白かったです!
登場人物が多すぎて(その数、500人以上)、誰が誰だか分からなくなりましたが笑、私が読んだ、Wordsworth版は、最初に、主要登場人物リストが載っていたので、超主要人物は、これのおかげで何とか分かりました。

また、「人生論的」に、面白いと思った所もたくさんありました。
以下に、一部、引用させていただきます。

A king is history's slave.

Man can be master of nothing while he fears death, but he who does not fear it possesses all.

Those who tried to understand the general course of events, and to take part in it by self-sacrifice and heroism, were the most useless members of society.

man is created for happiness, that happiness is within him, in the satisfaction of simple human needs, and that all unhappiness arises not from privation but from superfluity

suffering and freedom have their limits

what once seemed good, ten years later seems bad, and vice versa

他にも、「L'Empereur Napoleon」が「666」になるくだりとか、登場人物たちの人間ドラマが、とても面白かったです!

あと、ちょくちょく、フランス語が出てきますが、フランス語文法の理解力がアップしたためか、注釈を見なくても、そのまま理解できることも多くて、うれしかったです!

また、「小説的な部分以外」を楽しめなかったのは、完全に私の実力不足だと思います。
特に、トルストイの史観と歴史についての考察は、私は歴史に詳しくないうえに、読解力もまだまだなので、楽しめず、一応、読むには読みましたが、文字を目で追っただけという感じで、ほとんど、頭に入ってきませんでした。

また、最後の「SOME WORDS ABOUT 'WAR AND PEACE'」で、トルストイ本人は、「これは小説ではない」と言っていますので、「小説的な部分以外」を楽しめなかったのは、「小説」だと決めつけて読んだ、私の認識不足と理解力不足だと思います。

ですので、「小説的な部分」は、星4.5点(★★★★)、「小説的な部分以外」は、星1.5点()で、合わせて、6点、これを2で割って、総合3点(★★★)という評価になりました。
同じトルストイなら、Anna Kareninaのほうが、遥かに読みやすかったです。

ただ、これは、実力不足で、理解できないところも多かった私の勝手な主観になります。
この作品を、特に、「小説的な部分以外」を「面白い!」と思えるようになりたいものです笑

原書はロシア語で、この、Louise and Aylmer Maude訳は、英語に関しては、そんなに難しくありません。
英検準1級位の実力があれば、ストーリーを楽しめると思いますし、英検1級くらいの実力があれば、すらすら読めると思います。

とにかく長いので、私にとっては、読むのが大変でしたが、読み終えて、達成感のある作品でした!