Thus Spake Zarathustra

Thus Spoke Zarathustra: A Book for Everyone and No One (Penguin Classics) Thus Spake Zarathustra A book for all and none (English Edition)
Thus Spoke Zarathustra(R. J. Hollingdale訳)
Thus Spake Zarathustra(Thomas Common訳)
著者:Friedrich Nietzsche
発表年:1883-1891
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2015.10.03

あらすじ

10年の修行を終えた、ツァラトゥストラは、山を降り、自身が悟った思想を広めに行く。
ツァラトゥストラを通して、超人思想、永劫回帰、などなど、ニーチェの哲学が語られる。

私の感想、レビュー

(Thomas Common訳)

ニーチェの「ツァラトゥストラはこう語った」、名前はずいぶん前から聞いたことがあったこの作品、この度、初めて読んでみました。

感想は、「???」という感じで笑、本当に頭のいい人や、ニーチェの思想を理解している人、英語力の高い人にとっては、難解でも何でもないのかもしれませんが、私には、この作品は、英語、内容、共に、かなり難しく感じました。

ただ、ストーリー自体は、おとぎ話のようなシンプルな内容で、よく分からないのに面白く、私は、最後の方は、一気に読んでしまいました。

また、書き留めておきたい名言的な文章も数多く出てきます。

God is dead: of his pity for man hath God died.

Verily, he who possesseth little is so much the less possessed: blessed be moderate poverty!

Distrust all those who talk much of their justice! Verily, in their souls not only honey is lacking. And when they call themselves “the good and just,” forget not, that for them to be Pharisees, nothing is lacking but - power!

原書はドイツ語で、私は、Thomas Commonという人の訳で読みましたが、英語が、かなり難しく感じ、あくまで、私の主観ですが、シェイクスピア程ではないものの、エマーソンやソローと同じくらいの難易度です。

倒置文、難しい単語、古風な表現、などなどが、頻出するため、決して読みやすい本ではありません。
ですが、英語自体が、さっぱり分からないかというと、そうでもなく、やたら難しく感じるのは、やはり、内容が難解だからだと思います。

ちゃんと理解するには、聖書やギリシャ哲学を、もっと知る必要があるように感じ、また、読んでいて、何だか、仏教みたいだなあと感じたところもあり、この作品を読んで、ギリシャ哲学、実存主義、そして、仏教について、もっと、勉強してみたくなりました。

ニーチェの「ツァラトゥストラはこう語った」、非常に有名な作品ですので、哲学に興味がある人もない人も、一度は読んでおいて損は無いのではないかと思います。
英語、内容、共に難解ですので、私には、分からないところだらけでしたが笑、分からないのに面白く、「私は自分の英語力に自信がある!」「私は自分の頭の良さに自信がある!」「哲学が好き!」「難しい本が読みたい!」という方に、オススメの作品です。