The Brothers Karamazov

The Karamazov Brothers (Wordsworth Classics) The Brothers Karamazov (Bantam Classics) The Brothers Karamazov
The Karamazov Brothers Wordsworth
The Brothers Karamazov Bantam
The Brothers Karamazov Vintage
著者:Fyodor Dostoyevsky
発表年:1880
オススメ度:★★★★(一回目)
★★★★★(二回目以降)
英語難易度:★★★
読了日:2013.09.27、2014.08.23、
2017.10.04

あらすじ

父親、Fyodor Karamazovと、その長男、Dmitri、次男、Ivan、三男、Alyosha、もう一人の息子と噂される、Smerdyakov、そして、Katerina、Grushenka、の二人の女性。

お金と、Grushenkaを巡っての、父親と長男の争いをメインに、愛と信仰、人間と神、生と死、等々、様々なテーマが盛り込まれたドストエフスキーの代表作、「カラマーゾフの兄弟」。

私の感想、レビュー

(一回目読了時、2013.09.27、Constance Garnett訳)

初めて読みましたが、読み終わっての感想は、「長かった・・・」です笑

上の、「あらすじ」で書いた本筋とは別のサイドストーリーが、多く、また、所々、出てくる、スピリチュアル・トークが、宗教に全く詳しくない私にとっては、何を言っているのかよくわからなく、退屈に思えました。

ただ、話の本筋は、ミステリーとして、とても面白かったです!

また、何度か、爆笑させられるシーンもありました。

この、Constance Garnett訳は、英語が、古風で読みづらく、難しい単語もたくさん出てきますが、文脈から大体の意味が分かる事が多く、英検1級くらいの実力があれば、十分、楽しめると思います。

私の感想、レビュー

(二回目読了時、2014.08.23、Andrew R. MacAndrew訳)

約1年前に読んだ、本作ですが、なぜか、また読みたくなって、二回目を読みました。

前回は、メインのストーリーを早く知りたくて、焦ってしまい、たしか、一週間半くらいで、読んだ記憶がありますが、今回は、既にメインのストーリーは知っているので、細部を楽しもうと、ゆっくり、一か月くらいかけて、読みました。

その結果、前回は、メインのストーリーと関係なくて、じれったく、退屈に思えた部分も、今回は、非常に楽しめました!

前回は、焦って一気に読もうとしたため、長く感じましたが、今回は、時間をかけて味わって読んだため、「超大作感」みたいなものはありましたが、「退屈」という意味での長さは、ほとんど感じませんでした。

多くの人が、愛読書に挙げる作品だけあって、素晴らしく、星5点満点(★★★★★)です!

もちろん、メインのストーリーも、ミステリーとして素晴らしいのですが、他にも、有名な、「the Grand Inquisitor(大審問官)」、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」にそっくりな、「One Onion(一本の葱)」などのサイドストーリーも、素晴らしく、今回は、とても楽しむことが出来ました!

あと、ところどころ出てくるフランス語が、前回読んだ時は、読み飛ばしてしまったか、注釈があって理解できたのか、忘れてしまいましたが、今回は、1年前より、フランス語力がアップしたせいか、フランス語を、そのままフランス語で、理解できる部分も多くて、それも、うれしかったです!

また、今回は、Andrew R. MacAndrewという人の翻訳版を読んだのですが、前回読んだ、Constance Garnettという人の訳に、比べると、新しいせいか、かなり読みやすかったです!

これも、前回より、今回のほうが、はるかに、今作を楽しめた、大きな原因の一つだと思います。

英語が、Constance Garnett訳に、比べると、現代語調と言いますか、古い感じはなく、ところどころ、難しい単語は、出てきますが、易しい単語が使われていることが多く、すらすら読めます!

読みやすい方が好きな人は、この、Andrew R. MacAndrew訳(Bantam Classics)、難しい方が好きな人は、Constance Garnett訳(Wordsworth Classics)をオススメします!

私の感想、レビュー

(三回目読了時、2017.10.04、Richard Pevear and Larissa Volokhonsky訳)

5年くらい前に初めて読み、4年前くらいに2回目を読んだ「カラマーゾフの兄弟」、この度、3回目を読み終えました。

三度目で、もうオチも知ってるのに、それでも読んでいて面白い、素晴らしい作品です♪

英語については、そんなに難しくなく、英検1級の1次試験にギリギリ合格できるくらいの実力があれば、十分、辞書なしで楽しめると思います。

ちなみに、私は、1回目は、Constance Garnett訳、2回目は、Andrew R. MacAndrew訳、そして、3回目の今回は、有名な、Richard Pevear and Larissa Volokhonsky訳、で読みました。

このお二人は、英語が母国語でロシア語ができる夫と、ロシア語が母国語で英語ができる妻との、カップルで、私は、ロシア語が分からないので、あくまで聞いた話ですが、この二人の翻訳が、いちばんロシア語の原文に忠実だそうです。

ですので、私が実際に読んでみた印象も合わせると、翻訳に関しては、以下のような感じになります。

イギリス文学のような雰囲気が味わいたければ、Constance Garnett訳
読みやすさ重視なら、Andrew R. MacAndrew訳
原文に忠実な訳が読みたければ、Richard Pevear and Larissa Volokhonsky訳

Mother, heart of my heart, truly each of us is guilty before everyone and for everyone, only people do not know it, and if they knew it, the world would at once become paradise.

He accumulates wealth in solitude, thinking; how strong, how secure I am now, and does not see, madman as he is, that the more he accumulates, the more he sinks into suicidal impotence. For he is accustomed to relying only on himself, he has separated his unit from the whole, he has accustomed his soul to not believing in people's help, in people or in mankind, and now only trembles lest his money and his acquired privileges perish. Everywhere now the human mind has begun laughably not to understand that a man's true security lies not in his own solitary effort, but in the general wholeness of humanity.

イワンの大審問官、ゾシマ長老の言葉、アリョーシャの最後のスピーチ、などなどや、上記のような、覚えておきたい箴言もたくさん出てきます。

ストーリーも、ミステリーとして、面白いです♪

ただ、欲を言えば、三度目にスメルジャコフを訪れるシーンは、裁判のシーンの後に持ってきたほうが、より、真相を推理しながら、裁判のシーンが読めて、楽しめたのではないかと思ってしまいました。

裁判では、検事や弁護人が長い長いスピーチをかましてくれるので笑、読みながら、「おい、まだ喋んのかよ、コイツ!笑」と、思った読者は、私だけではないハズです笑

それでも、総合的に、世間で「最高の小説の一つ」だとよく言われているのも納得の、素晴らしい作品だと思います。

登場人物リスト

登場人物が多く、また、違う呼び方で、同じ人物を指すことが、あるので、混乱しないように、私は、登場人物リストを作って読みました。
物語の本筋における、重要登場人物は、以下の通りです。(綴りは、Constance Garnett訳のものです)
(””)の中が、別の呼び名です。

● Fyodor Pavlovich Karamazov
(カラマーゾフ一家の父)
● Dmitri Fyodorovich Karamazov
(”Mitya、Mitka、Mitenka、Mitri”)
(カラマーゾフ家の長男)
● Ivan Fyodorovich Karamazov
(”Vanya、Vanka、Vanechka”)
(カラマーゾフ家の次男)
● Alexey Fyodorovich Karamazov
(”Alyosha、Alyoshka、Alyoshenka、Alyoshechka、Alexeichik、Lyosha、Lyoshenka”)
(カラマーゾフ家の三男)

● Grigory Kutuzov Vasilyevich
(カラマーゾフ家の使用人)
● Marfa Ignatyevna
(Grigoryの妻)
● Pavel Fyodorovich Smerdyakov
(カラマーゾフ家の料理人で、Grigory&Marfaの養子。Fyodorの息子ではないかと噂される)

● Agrafena Alexandrovna Svetlova
(”Grushenka、Grusha、Grushka”)
(Dmitriの愛人)
● Maximov
(元地主で、Grushenkaのもとに住みつく)
● Kuzuma Samsonov
(Grushenkaの昔のパトロン)
● Mussyalovich
(Grushenkaの初恋のポーランド人)
● Fenya
(Grushenkaのメイド)

● Katerina Ivanovna Verkhovtseva
(”Katya、Katka、Katenka”)
(Dmitriの婚約者)
● Mrs. Khokhlakov
(裕福な地主の未亡人、Katerinaの世話をしている)
● Lise
(Khokhlakovの娘で、足が不自由で車いすを使う。Alyoshaに好意を寄せる)

● Adelaida Ivanovna Miusov
(Fyodorの最初の妻でDmitriの母)
● Pyotr Alexandrovich Miusov
(Adelaidaのいとこで、一時期、Dmitriを引き取る)
● Kalganov
(Miusovの遠い親戚の青年)

● Zosima
(Alyoshaの修道院の長老)
● Rakitin
(Alyoshaの修道院の神学生)

● Captain Nikolai Ilyich Snegiryov
(Dmitriに酒場で殴られる)
● Ilyusha
(Snegiryovの息子)
●  Kolya Krasotkin
(Ilyushaの友達)