The Idiot

The Idiot (Signet Classics)
The Idiot
著者:Fyodor Dostoyevsky
発表年:1868-1869
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★
読了日:2016.08.14

あらすじ

Epilepsy(てんかん)を患い、スイスの精神病院で療養していた、Prince Myshkinは、26歳になり、ロシアに戻ってくる。
滑稽で「idiot」なまでにお人好しの彼が、煩悩にまみれた人々の中で、波乱を巻き起こす・・・

私の感想、レビュー

この、ドストエフスキーの「白痴」は、「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「悪霊」に続いて、私にとっては、4つ目の長編でした。

冗長的で、退屈に感じる部分もありましたが、さすがは、ドストエフスキーと言った感じで、全体的には、やっぱり面白かったです!

特に、ネタバレになってしまうといけないので、詳しくは書きませんが、何と言っても、クライマックス、そして、最後の結末は、物語の中に惹き込まれるものがありました!

英語に関しては(原書はロシア語で、私は、Henry & Olga Carlisle訳を読みました)、所々、難しめな単語も出てきますが、全体的に、そんなに難しくなく、英検1級くらいの実力があれば、辞書なしで、十分、楽しめると思います。

Perhaps you'd like me to slap your ears?

Here's your revolting hat.

上の二つは、Lizaveta Prokofyevnaが、Prince Myshkinに、イライラして吐くセリフですが、このLizaveta Prokofyevnaという人物には、結構、笑わされました!笑

他にも、ドストエフスキーの描く、キリストのような存在のPrince Myshkin、無法者のRogozhin、悲劇のヒロインNastasya、非凡になりたい凡人Ganya、無差別殺人の心理がうかがえる少年Hippolite、などなど、自意識の強い登場人物達がリアルでした。

また、本作とは直接は関係ありませんが、紀元前5世紀ごろ、今から2600年くらいも前に、我執の克服を説いた釈迦って、改めてすごいなあと思わされます。

登場人物リスト

登場人物が多いですが、重要人物は、以下の通りです。

● Lev Nikolayevitch Myshkin
(26歳、本作の主人公)

● Parfyon Semyonovitch Rogozhin
(27歳くらい、本作のもう一人の主人公)

● Nastasya Filippovna Barashkov
(25歳、孤児になったところ、Totskyに保護される)
● Afanasy Ivanovitch Totsky
(Nastasyaの保護者で、Alexandraに好意を寄せる)

● Ivan Fyodorovitch Yepanchin
(将軍、実業家)
● Lizaveta Prokofyevna
(Ivan Fyodorovitchの妻)
● Alexandra
(25歳、ミュージシャン、長女)
● Adeläida
(23歳、絵描き、次女)
● Aglaia
(20歳、三女)

● Ardalion Alexandrovitch Ivolgin
(退役軍人、飲んだくれ、Ganyaの父)
● Nina Alexandrovna
(50代、Ganyaの母)
● Gavril ”Ganya” Ardalionovitch
(28歳くらい、Yepanchinの秘書)
● Varvara "Varya" Ardalionovna
(23歳、Ganyaの妹)
● Kolya
(13歳、Ganyaの弟)

● Lukyan Timofeyitch Lebedyev
(年老いた役人)

● Yevgeny Pavlovitch Radomsky
(28歳、補佐官)

● Hippolite Terentyev
(18歳、肺病を患い死期が間近に迫る)