The Death of Ivan Ilych

The Death of Ivan Ilych (Annotated) (English Edition)
The Death of Ivan Ilych
著者:Leo Tolstoy
発表年:1886
オススメ度:★★★
英語難易度:★★
読了日:2015.02.06

あらすじ

ロシアのエリート官吏、Ivan Ilychは、妻との仲は悪く、家族と距離を置きつつも、ほぼ順風満帆と言って良い、人が羨むような社会生活を送ってきた。
そんなある日、あることが原因となって、徐々に体調が悪化、死を迎える過程で、彼が観たものとは・・・

私の感想、レビュー

(Louise and Aylmer Maude訳)

ずいぶん前から気になっていた、この「イワン・イリイチの死」ですが、今回初めて読みました。

私、個人的には、ラストは、自分がずっと感じていたことと、ほとんど同じだったので、特に、読んで価値観が変わったとか、感銘を受けたというようなことは、なかったのですが、それでも、素晴らしい作品でした。

Man can be master of nothing while he fears death, but he who does not fear it possesses all.

トルストイは、戦争と平和でも、上記のような一文が出てきますが、この作品も、それに通じるところがあります。
また、トルストイは、老子の思想に強い影響を受けたと言われているのが、この作品からも、伺えた気がしました。

原書はロシア語で、Louise and Aylmer Maude訳の、英語は、簡単で、ところどころ、難しい単語が出てくるだけで、英検2級くらいの実力があれば、短編で、ページ数も少ないので、すらすら読めると思います。

何を大切にして生きるべきかなど、大切なことを思いださせてくれる作品で、ラストも、読む人が読めば、衝撃かもしれません。