The Count of Monte Cristo

Count of Monte Cristo (Wordsworth Collection)
The Count of Monte Cristo
著者:Alexandre Dumas
発表年:1844-1845
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★
読了日:2014.07.06

あらすじ

複数の人間の陰謀により、無実の罪で、投獄された主人公、Edmond Dantès(エドモン・ダンテス)、の復讐劇です。

私の感想、レビュー

(1846年、Chapman and Hall版、訳者匿名)

これは、噂通り、最高に面白かったです!
ジェットコースター小説の典型というか、海外ドラマ「24」のようで、章の終わりに、続きが気になる出来事が起き、先が気になって、止まらなくなります!
読後感も、非常に爽やかで、読んでよかった!と思える作品です。

ただ、Unabridged版は、ボリュームが、かなりあるので、体力のいる本です。
読んでる途中も、「長いなあ〜」と感じることがありましたが、逆に、読み終えた後の達成感は、また格別です。

また、その章の続きが気になるのに、新たな場面に切り替わり、その新しい場面も、長々と、風景描写や人物描写から、始まるので、かなりじれったく感じるところが、多々ありました。
でも、それが、まさに、「早く先が知りたい!」となって、一気に読んでしまう原因でもあると思います。

あと、伏線が丁寧すぎるというか、様々な事件が起きますが、それらの結末の意外性は無く、オチは予測できてしまいます。
ただ、これは、推理小説ではないので、そう割り切って読めば、問題無いと思います。
犯人やオチの意外性を楽しむより、物語の過程を楽しむタイプの作品です。

ネタバレになってしまうので、あえて書きませんが、主人公の波乱万丈な冒険、複数の人間のラブストーリー、政治的駆け引き、などなど、見どころ満載で、私は、作品の世界観に惹き込まれました。

英語は、難しめです。
難しい単語もたくさん出てきますし、私が読んだ「Wordsworth版」は、1846年に訳されたものらしく(原書はフランス語です)、英語も古く感じます。
また、シェイクスピアや、ギリシャ神話などの、過去の古典的名作文学への言及がいたるところで見られ、背景知識がないと、100パーセント理解するのは、難しいです。

ただ、それでも、ストーリーの面白さが、引っ張ってくれますので、細かい所は気にせずに、ストーリーを楽しむなら、英検1級くらいの実力があれば、サクサク読めると思います。