The Big Four

Poirot: The Big Four
The Big Four
著者:Agatha Christie
発表年:1927
オススメ度:★★★
英語難易度:★★
読了日:2017.06.04

あらすじ

アルゼンチンから、久しぶりにロンドンに戻る、退役軍人ヘイスティングスは、友人の名探偵ポアロを訪ねる。
すると、二人のもとに、全身泥まみれになった、一人の男が。
その男は、意識を失いかけながら、ポアロの名を口にし、紙に「4」の文字を書いて、倒れてしまう。
そして・・・

私の感想、レビュー

本作「ビッグ4」は、賛否の分かれる作品で、クリスティの小説の中で、「一番好き!」という人もいれば、「一番の駄作」という人も多くいるようです。

私は、12冊目のクリスティになりますが、読んでみて、つまらないわけではないけど、クリスティの他の本格推理物と比べると、微妙かなあ、といった感想です。(って、私が言うのも何なのですが笑)

雑誌に連載された18の章が、一つの本にまとめられたということで、連作短編といった体になっています。

しかし、なんだか、つぎはぎ感があって、せっかく、次々に色々なことが起きて、続きが気になる作品になりそうなところ、スピード感が落ちてしまっている印象です。

ただ、私は、そんなに、こきおろすほど酷いとも思わず、エンターテインメント小説として、普通に楽しめました。

To know is to be prepared. By Hercule Poirot

本格的な推理物を求めている人にとっては、あまり向いていないかもしれませんが、展開の早い作品が好きな人には、楽しめると思います。

私にとっては、ポアロとヘイスティングスの友情が、読んでいて微笑ましく、また、最後は、ポアロの粋な計らいに、ほっこりさせられる、読後感の爽やかな作品でした。