Notes From Underground

Notes From Underground: 150th Anniversary Edition Notes from the Underground (English Edition)
Notes From Underground
著者:Fyodor Dostoyevsky
発表年:1864
オススメ度:★★★(1回目)
★★★★(2回目)
英語難易度:★★★
読了日:2013.10.10、2017.02.27

あらすじ

この、「Signet Classics 150th Anniversary Edition」は、White Nights、Selections from The House of the Dead、Notes from Underground、The Dream of a Ridiculous Manが、おさめられています。

White Nights(白夜)は、孤独で内気な主人公が、若い女性に恋をする物語です。

Selections from The House of the Dead(死の家の記録)では、「死の家の記録」からの抜粋が30ページ弱収められています。

Notes from Underground(地下室の手記)は、地下室にひきこもった40歳の男の、自分の嫌な過去の独白です。

The Dream of a Ridiculous Man(おかしな人間の夢)は、自殺願望のある主人公の、少女との出会い、そしてその後の夢などが、描かれます。

私の感想、レビュー

(一回目読了時、2013.10.10)(Andrew R. MacAndrew訳)

私は、「Notes from Underground(地下室の手記)」目当てで買って読みました。
自意識過剰な主人公の心理描写、人間の精神の闇が、痛く伝わってきました。
ただ、程度の差はあれ、誰の中にも、この主人公のような気持ちはあると思います。
色々なことを考えさせられる作品だと思います。
また、上記は、真面目に読んだ場合ですが、本作は、ある意味、かなり滑稽で、観方を変えれば、ギャグ小説とも言えるかもしれません。

「White Nights(白夜)」は、切ないラブストーリーですが、私は、途中でオチが予想出来てしまったので、あまり楽しめなかった感があります。

「Selections from The House of the Dead(死の家の記録)」は、抜粋なので、よくわからず笑、いずれ、全て読んでみたいと思っています。

「The Dream of a Ridiculous Man(おかしな人間の夢)」は一番おもしろかったです!
夢の幻想的な世界観が、とても良かったです。
この本は、全体として、かなりネガティヴですが笑、この、「The Dream of a Ridiculous Man(おかしな人間の夢)」は、希望が感じられるストーリーで、楽しめました!

英語も、難しくなく、英検準1級くらいの実力があれば、楽しめると思います。

私の感想、レビュー

(二回目読了時、2017.02.27)(「Notes from the Underground」のみ)(訳者不明)

私は、最近は(これを書いている今現在、2017年の02月で、冬なので)、冬が舞台の小説をいろいろ読んでいるところで、このドストエフスキーの「地下室の手記」は、雪の降るロシアの冬が舞台なので、この度、3年半ぶりぐらいにまた読んでみました。

man is fond of reckoning up his troubles, but does not count his joys. If he counted them up as he ought, he would see that every lot has enough happiness provided for it.

「自我という幻」と「人間社会ゲーム」。

はたから見たら滑稽でも、本人はいたって真面目で、程度の差はあれ、みんな(もちろん、私も含めて)、この二つに踊らされているのだと思います。

この主人公を観ていると、100パーセントは無理でも、出来るだけこの二つから卒業すること、少なくとも、この二つが幻であるという自覚認識を持つことが、いかに大事かを思い知らされます笑

ドストエフスキーの他の長編は、長いものが多いですが、本作は短い分すぐに読めてしまうので、これからドストエフスキーを読もうと思っている人は、この作品から手を付けるといいのではないかと思います。