Never Let Me Go

Never Let Me Go (Vintage International)
Never Let Me Go
著者:Kazuo Ishiguro
発表年:2005
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★
読了日:2014.01.05

あらすじ

31才の主人公、Kathyの、回想記です。
彼女は、Hailshamという、外の世界と隔離された、風変りな、全寮制の学校出身で、そこでの出来事から、今現在に至るまでが、幼馴染の、Ruth、Tommyとの思い出をメインに、回想という形で、描かれます。

私の感想、レビュー

これは、噂通り、素晴らしい作品でした。
命についてや、科学の倫理について、考えさせられました。

前半は、子供時代の学校生活が主題で、ほのぼのとした印象すらありますが、後半、自分たちの秘密を知ってしまってから、悲しい雰囲気になっていきます。
切なく、少し暗い感じの、ストーリーですが、運命を受け入れ、前向きに生きる、登場人物たちに、心動かさせるものがありました。
後半は特に、続きが気になって、惹き込まれ、一気に読んでしまいました。

英語は、非常にシンプルで、難しい単語も、ほとんど出てこないので、読みやすいと思います。
ただ、こんなにシンプルな英語だけを使って、これほどの、文章、物語が、書けてしまうことに、驚かされます。

この作品は、映画にもなっているので、そちらも、いずれ、チェックしてみたいと思っています。
著者の、カズオ・イシグロさんは、日系イギリス人で、この映画の記者会見で、「短い人生の中で大切なものは何なのか」が、この作品の主題だと言う風に、答えられています。