Nature

Nature (Penguin Great Ideas) Nature (English Edition)
Nature
著者:Ralph Waldo Emerson
発表年:1836
オススメ度:★★★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2015.08.09

あらすじ

アメリカを代表する思想家、エマーソンの処女作となるエッセイ「Nature(自然)」です。

私の感想、レビュー

私は、ソローが大好きで、その師であり友であると有名なエマーソンは、ずっと気になっていた存在だったのですが、この度初めて、その作品を読んでみました。
その感想は、「難しくて、良く分からん」です笑

前述の、Henry David Thoreauの「Walden」と良い勝負というか、より難しいと思うくらいで、内容が、ほとんど分からなかったのですが笑、「素晴らしいことが書いてある」というような直感のようなものはあって、また、以下に引用するような素晴らしいと思う文章も多々あり、これだけで、評価は星5点(★★★★★)満点です!

To go into solitude, a man needs to retire as much from his chamber as from society. I am not solitary whilst I read and write, though nobody is with me. But if a man would be alone, let him look at the stars.

The stars awaken a certain reverence, because though always present, they are inaccessible; but all natural objects make a kindred impression, when the mind is open to their influence. Nature never wears a mean appearance. Neither does the wisest man extort her secret, and lose his curiosity by finding out all her perfection.

The lover of nature is he whose inward and outward senses are still truly adjusted to each other; who has retained the spirit of infancy even into the era of manhood.

In the woods too, a man casts off his years, as the snake his slough, and at what period soever of life, is always a child. In the woods, is perpetual youth.

The health of the eye seems to demand a horizon. We are never tired, so long as we can see far enough.

The happiest man is he who learns from nature the lesson of worship.

Know then, that the world exists for you. For you is the phenomenon perfect. What we are, that only can we see.

これらの文を読むだけで、残りの分からなかった部分も、素晴らしいことが書いてあるのではないかという、期待が出てきます!
(もちろん、そう決めつけるのは、いわゆる「合成の誤謬」で、一部がそうだから、他の部分もそうとは、限りませんが笑)

英語に関してですが、前述の通り、私が今まで読んだ中でも、かなり難しい部類に入ります。
難しい単語や、古風な単語が、出てきますし、ギリシャ神話や古代ローマの人物など、背景知識がないと何を言っているの理解できないところもあり、文章も、長く凝った構造が、非常に難解です。
また、その思想自体も難しくて、ネイティブでも、これを完璧に理解できる人は、なかなか居ないのではないか、と思います。

こういった本を読むと、特に、ローマ・ギリシャ神話、ソクラテス、アリストテレス、プラトンなどの、西洋哲学の知識が、私には、全然なく、もっと、これらのことを勉強したいという気持ちが湧いてきます!

50ページにも満たない、この「Nature」ですが、難しくて分からないところだらけなのに笑、満点の評価をつけたくなるという、何とも、魅力的な作品で、エマーソンは、他にも色々と作品を残しているので、徐々に読んでいきたいと思っています。
パブリックドメインで、Kindleなどでは、無料で読めますので、「自分は英語力に自信がある!」という方は、ぜひ、チャレンジしてみては、いかがでしょうか?