Moby-Dick

Moby-Dick Moby Dick: or, the White Whale (English Edition)
Moby-Dick Moby-Dick
著者:Herman Melville
発表年:1851
オススメ度:★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2017.05.28

あらすじ

舞台は、19世紀。
語り手の、アメリカ人船乗り、Ishmaelは、宿で相部屋になった、Queequegと共に、捕鯨船、Pequod号に乗り込む。
そこで、様々な国の、個性的な乗組員たちと共に、鯨を追いかけることになるが、Ahab船長の目的は・・・

私の感想、レビュー

アメリカ文学の傑作として名高い、メルヴィルの「白鯨」。
ずっと気になっていた作品で、この度、初めて読んでみました。

感想は・・・、大部分は、読むのが苦痛でした笑

全編で135章あるのですが、航海に出るまでに、20章以上かかり、Ahab船長は、28章辺りでやっと登場、そして、ようやく航海に出たかと思えば、そのあとは、クジラや捕鯨に関する知識を延々と聞かされるので、正直、大部分は、読むのが苦痛レベルの、星1点です笑

しかし!笑

文章は、文句なしで、美しいです!
非常に美しい文体の英語で綴られ、また、面白い所は、本当に、ハラハラワクワク、手に汗握る展開で、惹き込まれました!

ですので、文体の美しさ、そして、面白い所は、星5点★★★★★です。

よって、(1+5)÷2=3で、全体的に、オススメ度は(というより、私が楽しめた度ですが笑)、星3点★★★という感じです。

an utterly fearless man is a far more dangerous comrade than a coward.

"He waxes brave, but nevertheless obeys; most careful bravery that!" murmured Ahab, as Starbuck disappeared.

英語に関しては、難易度は、かなり高めです。

辞書で引くと「archaic」「historical」と載っているような、今ではあまり使われていない単語や、クジラや捕鯨や船に関する専門用語などが、たくさん出てきたり、また、聖書やギリシャ神話の知識がないと、理解できないところも多々あります。

ですが、完全にお手上げか、というとそうでもなく、シェイクスピアよりは遥かに読みやすいですし、辞書を引きながら、丁寧に読んでいけば、十分、理解できます。

ただ、私は、航海に出る辺りまでは、辞書を引きながら、丁寧に読んでいたのですが、クジラや捕鯨の知識を延々と語り始めた辺りから、あまりにも退屈で、丁寧に読む気が失せてしまい笑、30〜40章辺りからは、分からない単語が出てきても、殆ど、辞書を引かずに、読み進めてしまいました。

ですので、面白くて惹き込まれるシーン以外は、ほとんど、頭に入ってきませんでした笑

それでも、スターバックスコーヒーの名前の由来になった、Starbuckも出てきたり、Led Zeppelinにも「Moby Dick」という曲があったり、ワンピースにも、白髭のモビーディック号というのが出てくるらしく、この作品に、ちなんだものが、たくさんありますので、背景知識としても、人生で一度くらいは読んでおきたい作品です。

私も、今回、読み終えて、なんだか、達成感があります♪

ヴォリュームたっぷり、格調の高い文体、英語も難しめ、という、「相手にとって不足なし!」な作品で、興味のある方は、是非、この作品で、ご自身の英語力を試してみては、いかがでしょうか?