Lord of the Flies

Lord of the Flies
Lord of the Flies
著者:William Golding
発表年:1954
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★★
読了日:2015.09.26

あらすじ

戦時中、イギリス人の子供たちを疎開させるために乗せた飛行機が墜落、子供たちは、無人島に漂流した。
大人の姿は見当たらず、いるのは子供だけ。
そんな中、年長者、Ralphは、自分が「chief」になり、規則を設け、のろしを上げて助けを求めることを最優先するよう、周りの子供たちに指示を出す。
しかし、そんなRalphのリーダーシップを良く思わないのが、同じく年長者の、Jack Merridew。
彼は、狩りをして肉を手に入れることの方が大事だと言う。
やがて、RalphとJackは対立し・・・

私の感想、レビュー

「蠅の王」、名前は聞いたことがあり、ずっと気になっていて読めていなかった、この作品、この度、初めて読みました。

ページ数も、私が読んだものは、240ページと短めで、ストーリーも面白く、特に後半は、一気に読んでしまいました。

人間は恐怖を感じると、他者を攻撃することによって、その不安を紛らわしたがるものだということ、女々しいと思われたくないとか、ビビってると思われたくないという見栄が、愚かな行動につながっていく過程、などなど、日常生活でも頻繁に見かける人間の心理と行動の関係が、とても興味深く思いました。

児童文学に分類されることもある?この作品ですが、英語は、少し読み難く感じるところもあると思います。

というのは、少なくとも、日本人の英語学習者にとっては、珍しかったり古風だったりする使われ方がされている単語が結構出てくるからで、例えば、「double back」は「急に振り向く」という意味のフレーズで、「essay」は動詞で使われると「〜を試す」という意味になり、この他にも、聞き慣れない使い方がされている単語がところどころ出てきます。

また、私の想像力と空間認識力が足りないだけかもしれませんが、無人島の風景描写も、頭で思い描くのが、少し大変でした。
ただ、そこまで難しすぎるわけでもなく、英検1級くらいの実力があれば、スラスラ読めると思います。

ストーリーも本当に面白く、行動心理学的にも興味深いものがある作品でした。