Gulliver's Travels

Gulliver's Travels (Signet Classics) Gulliver's Travels (English Edition)
Gulliver's Travels Gulliver's Travels
著者:Jonathan Swift
発表年:1726
オススメ度:★★★
英語難易度:★★★★
読了日:2017.06.15

あらすじ

舞台は、18世紀、1700年代前半。
イングランドに住み、妻子ある、Lemuel Gulliverの、奇妙な冒険譚。

私の感想、レビュー

私は、この「ガリバー旅行記」は、小人たちに体を縛られ捕えられるシーンが記憶にあるだけでしたが、この度、はじめて、原作を読んでみました。

第1章は、小人の国編、
第2章は、巨人の国編、
第3章は、天空の島ラピュタ編、
第4章は、馬の国編、

という全4章に分かれ、オススメ度は(というより、私が楽しめた度ですが笑)、5点満点中、

小人編は、4点、
巨人編は、3点、
ラピュタ編は、2点、
馬の国編は、5点、

合計14点、これを4で割ると、総合で3点半弱といった感じです。

個人的には、ラピュタ編は細かい説明が続いて一番退屈で、馬の国編が一番面白かったです!

英語は、ちょっと難しめで、難しい単語もたくさん出てきますし、現代英語とは用法の違う単語の使われ方がされていたり、挿入句の多い長い文章も多く、政治論が長く続いたりして、内容も難しい所があります。

ただ、完全にお手上げかというと、全然そんなことは無く、英検1級くらいの実力があれば、少し難しく感る所があるものの、十分楽しめる、といったレベルです。

私も、この作品は、今から300年弱くらい前の、1726年発表ですので、英語も古くて、相当、むずかしいんだろうなあ、と思っていたら、意外と読みやすくて、ほとんど辞書を引かずに、楽しめました(もちろん、知らない単語も多く、理解できない所もありましたが笑)。

I would never be an instrument of bringing a free and brave people into slavery.

ガリバーの上のセリフは、めちゃくちゃかっこいいです!

ちなみに、「白鯨」を読んだ時も思いましたが、この作品でも、日本が出てきて、鎖国をしていた当時の日本は、外国からすると、神秘の国だったのではないか、なんて感じました。

そんな感じで、この「ガリバー旅行記」、童話かと思いきや、強烈な社会風刺作品でして、「星の王子さま」をより辛辣にしたバージョンという印象を受けました。

科学万能主義や当時の支配層、延いては人類を、痛烈に批判した作品で、特に第4章、馬の国編の「yahoo」は、競争原理と資本主義に洗脳されてしまった現代人そのままという感じで、今読んでも全く古さを感じません。