Flowers for Algernon

Flowers for Algernon: Student Edition
Flowers for Algernon
著者:Daniel Keyes
発表年:1966
オススメ度:★★★★
英語難易度:★★
読了日:2016.05.29

あらすじ

生まれつき知的障害を抱える、30歳過ぎの主人公、Charlie Gordonは、過去に何かあったのか、他の知的障害者とは違い、とにかく賢くなりたいと願う青年だった。
ある日、そんな彼に、大学の研究チームから、頭を良くする手術を勧められる。
そして・・・

私の感想、レビュー

この「アルジャーノンに花束を」、ずいぶん前から、気にはなっていたのですが、私は、SF系は、ちょっと苦手意識があって、敬遠していた作品の一つでした。

ただ、最近、「食わず嫌いしてないで、SF系も色々読んでみよう!」と思っていて、そんな経緯で、この度、この作品も、初めて読んでみました。

感想は、本当に素晴らしかったです!

I don't know what good it is to know so much and be smart as whips and all if it doesn't make you happy. By Bessie「Franny and Zooey」著:J.D. Salinger

これは、この作品ではなくて、サリンジャーの「フラニーとゾーイ」で、母親ベシーの言うセリフですが、この作品にも同じことが言えると思います。

「IQ」は高くても、いわゆる「EQ」が低ければ、不幸になってしまうということでしょうか?

また、ネタバレになってしまうといけないので、詳しくは書きませんが、最後の最後、Postscriptで、Nemur教授に宛てた彼からのアドバイスは、本当に胸に留めておきたいと思います。

英語は、そんなに難しくはありません。

ただ、知的障害者であるチャーリーの書く文章が、最初は、「phonetic」に綴られている単語が多くて、読み難く感じるかもしれません。

また、学会のシーンでは、専門的なことが、話題になったりするので、良く分からないかもしれません。

あとは、ところどころ、英検1級レベルの単語も出てきますが、全体的には、英語の難易度はそれほど高くなく、おそらく、英検2級〜準1級くらいの実力があれば、辞書なしでも、十分楽しめると思われます。

心痛むシーンも、ありますが、読後感は爽やかで、プラトンの言葉が引用されたり、チャーリーの英語の変化など、語学的にも興味深い所が多々あり、何より、大事なことを思い出させてくれる、素晴らしい作品だと思います!