インサイド・マン

インサイド・マン [DVD]
原題:Inside Man
公開:2006
時間:128分
鑑賞日:2014.11.24
ストーリーの面白さ:★★★
映像や音楽の美しさ:★★★
作品の世界観の良さ:★★
心が動かされること:★★
非日常的刺激スリル:★★★★

私のオススメ度:★★★
英語難易度:★★★

※ 軽い性描写有り、暴力描写あり

あらすじ

マンハッタン信託銀行で、銀行強盗が起こり、強盗グループは、人質を取って立てこもる。
そこで、ニューヨーク市警の、フレイジャーとミッチェルは、現場に急行し、犯人との交渉を始めるが、この銀行強盗の裏には・・・

私の感想、レビュー

緊迫した状況や、心理戦、事件の裏、などなど、つまらなくは無かったのですが、意外と簡単に、裏が明かされてしまったり、想像もつかなかった派手な展開が待っているという感じではないので、後半は特に、あっけらかんとした印象でした。

ただ、「melting pot(人種のるつぼ)」と言われるニューヨークで、様々な国の人間が登場し、その人々同士の人種の問題は、至る所で、上手く描かれていると思います。
あとは、粋な犯人たちが、かっこよかったです!

英語は、少し難しく感じました。
私は、英語字幕で観たのですが、私の実力不足で、わからないところも多かったです。
あらすじは、シンプルですので、すぐに分かりますが、細かいセリフが、結構難しかったです。

まず、語彙ですが、固い難しい単語はそんなに出てきませんが、くだけたスラングが、かなり多く使われていて、また、知らない固有名詞が出てくると、背景知識がないため、完全には理解できない所が多かったです。
例えば、冒頭で、強盗グループの主犯、ダルトン・ラッセルが、

「And therein, as the Bard would tell us, lies the rub.」

と言いますが、これも、背景知識がないと、何のことか分からないと思います。
(ちなみに、私も「bard」という単語は知っていたはずで、ハムレットも読んだはずですが、すっかり忘れていました笑)

まず、「bard」というのは、詩人のことで、特に、「the Bard」で「ウィリアム・シェイクスピア」のことを意味します。
「therein lies the rub」は、原文は、「there's the rub」で、これは、シェイクスピアのハムレットに出てくるセリフで、「そこが問題だ」というような意味で、ハムレットの日本語訳は、「そこだつまずくのは(小田島雄志さん訳)」「それがいやだ(福田恒存さん訳)」になっています。
「the rub」は、以下のような意味です。

the particular problem that makes a situation difficult or impossible
Cambridge Advanced Learner's Dictionary より引用)

また、早口の人が多いと言われているニューヨーカーを演じているからか、話すスピードが速い人が多くて、字幕で観ていても、速さについていけないところがありました。
あと、発音とアクセントですが、私は、黒人のアクセントに、まだ慣れていないので、聞き取りづらく感じました。
他にも、色々な国の人が出てきますので、アクセントの強い人が、早口でしゃべると、何を言っているか、わからないところが多かったです。

ただ、以上は、完全に私の実力不足なので、スラングを良く知り、知識も豊富で、リスニング力や英語力が高い方であれば、もっと楽しめると思います!