バッファロー'66

バッファロー'66 [DVD]
公開:1998
時間:110分
鑑賞日:2015.09.19
ストーリーの面白さ:★★★
映像や音楽の美しさ:★★★★
作品の世界観の良さ:★★★★
心が動かされること:★★★★
非日常的刺激スリル:★★

私のオススメ度:★★★★
英語難易度:★★

※ 暴力・殺人描写あり

あらすじ

刑務所から釈放されたばかりの男、ビリー・ブラウン。
彼は、ニューヨーク州バッファローの実家の両親に、刑務所に入っていたことを隠し、政府の仕事で遠くへ行っていたと嘘をつき、また、居もしない婚約者と一緒に実家に帰ると約束してしまう。
そんな折、トイレから出てきたレイラを、その嘘を貫くため・・・

私の感想、レビュー

何の予備知識も無く観たこの作品、ストーリーは、目が離せないというほど面白くはありませんが、つまらなくもなく、何と言っても、この独特な世界観が魅力的で、私としては、今まで、あまり観たことのないタイプの作品です。

全編、アンニュイというか、ローテンションというか、気怠い感じなのですが、それが、主人公ビリーの絶望感と合っていているというか、なんというか、そんな感じです笑

メインの設定はちょっとありえない気がしますが、ビリーとレイラ、二人とも、それぞれ魅力的で、ビリーは、太宰治の「斜陽」に出てくる「不良とは、優しさの事ではないかしら。」という言葉がピッタリの男、また、レイラは、金髪のクリスティーナ・リッチが、とっても可愛いです。

英語は、そんなに難しくありません。
難しい単語や、聞きなれないスラングもほとんど出てこず、普通のアメリカンアクセントで、発音も明瞭、そんなに早口で話すシーンもないので、私でも、ほとんど、聞き取れました。

ちなみに、「goon(グーン)」は、以下のような意味です。

a silly or stupid person
Cambridge Advanced Learner's Dictionary 4th Edition より引用)

ストーリーは、目が離せないというほど面白くはありませんが、なんだか癖になりそうな世界観が魅力的で特に、終盤、ビリーがトイレで泣くシーンは、心動かされるものがある、そして、最後は温かい気持ちになれる、男の再生の物語で、今までにあまり観たことのない映画でした。