助動詞 should

助動詞は、今まで、「can」「will」が出てきましたが、ここでは、「should」の基本用法に触れたいと思います。
文法上の基本的な使い方は、他の助動詞と同じですが、少し特殊な用法もあります。

● Shouldn't you marry me?
  アナタは私と結婚するべきじゃない?

この文は、「should(〜するべき)」という助動詞、の否定形「should not」、の省略形「shouldn't」が、文頭に来て疑問文になっています。

肯定文は、「You should marry me.(あなたはアタシと結婚するべきよ。)」
否定文は、「You should not marry me.(あなたはアタシと結婚するべきではないわよ。)」
否定文を疑問文にすると、「Should you not marry me?(アナタは私と結婚するべきじゃない?)」
否定文で、省略形を使うと、「You shouldn't marry me.(あなたはアタシと結婚するべきではないわよ。)」
否定文で省略形を使って疑問文にすると、「Shouldn't you marry me?(アナタは私と結婚するべきじゃない?)」

また、「Should not S V 〜?」という形も、文法的には、間違いではありません。
Leo Tolstoy著、Louise & Aylmer Maude訳の「Anna Karenina」では、

 Should not a new cook be sent for?

という文が使われています。
今では、あまり使われていないようですが、古い小説を読んでいると、こういった形も出てきますので、この形も文法的には、間違いではありません。

でも、現代で、一番、一般的なのは、省略形を使った、「Shouldn't S V 〜?」ですので、とりあえずは、これを覚えておけばいいと思います。

● Fortune should be just around the corner.
  幸運はすぐそこに違いない。

この、2番目の文は、「should(〜に違いない)」という意味で使われています。

● Why shouldn't we have fun when we only have one life?
  人生は一度きりしかないのに、何故、楽しんじゃいけないんだ?

この、3番目の文は、「Why」と一緒に使われて、「Why should S V 〜?」で「なぜ、SはVしなくてはならない?」という理由を尋ねる文です。
この場合は、「shouldn't」と否定形になって、「Why shouldn't S V 〜?」で「なぜ、SはVしてはならない?」となり、これは逆説的に、「いや、していいはずだ」というニュアンスを含みます。
この辺りは、1番目の文も同じです。

● I should like a peaceful life.
  私は、穏やかな人生を歩みたい。

この、4番目の文は、「should like」で、「〜を願います」という意味になります。
「would like」は、「〜したいです」という丁寧な願望を表す表現ですが、この「should like」は、主にイギリスで使われる、「would like」のさらに丁寧バージョンで、「〜を願います」という意味になります。

● I looked at my girlfriend's face and what should I see but a thick hair sticking out of her nose.
  彼女の顔を見たら、なんと、彼女の鼻から、太い毛が、飛び出していた。

この、5番目の文は、驚きを表す表現で、肯定文でも、疑問の形「what should S V but 〜」で使われ、「SがVしたのは、なんと〜だった」というような、意味になります。
また、「who should V but 〜」になると、「Vしたのは、なんと〜だった」というような意味になります。

● I shouldn't take life so seriously.
  人生を、そんなに深刻に、考えないほうがいいですよ。

この、6番目の文は、イギリス英語で、アドバイスをするときに使われ、「I should」で「私なら〜する」、「I shouldn't」で「私なら〜しない」という意味になります。

以上が、「should」の基礎になります。
ほかに、「万が一」という意味でも使われますが、それは、仮定法で扱います。