関係代名詞 1

関係代名詞というのは、簡単に言うと「修飾」です。
文法上の性質としては、代名詞の役割をしながら、先行詞に、違う節をつなぎ合わせる接続詞の役割をします。
日本語で説明されても、「は?」という感じだと思いますので笑、早速、例文を見てみましょう!

● The woman who is so beautiful is picking her nose.
  非常に美しい女性が鼻をほじっている。

この文は、日本語で書くと、次のような感じになります。
そして、括弧【】の役割をするのが、関係代名詞です。

 その女性【非常に美しい】が鼻をほじっている。

「非常に美しい」が「その女性」を修飾していますね。
そして、関係代名詞に、修飾される単語、この場合は、「その女性」を、先行詞と呼びます。

この先行詞、つまり修飾される単語の、種類によって、この括弧【】の形が変わる、という感じです。
先行詞、つまり、修飾される単語は「The woman」、修飾する節は、「is so beautiful」です。

この場合は、「The woman」は、人で、さらに、修飾する節の中で、主語になっているので、関係代名詞、つまり、括弧【】の形が、「who」になります。

● The man stepped on dog poop which I managed to avoid.
  その男は、私が何とかよけた、犬のクソを踏んだ。

この文は、日本語で書くと、次のような感じになります。

 その男は踏んだ、犬のクソ『私が何とかよけた』を。

今回は、先行詞、つまり、修飾される単語が、「犬のクソ」ですので笑、人以外で、さらに、修飾する節の中で、目的語になっているので、関係代名詞、つまり、括弧『』の形が、「which」になります。

また、上では、「修飾」という見方をしましたが、「2つの文を1つにまとめる」という見方もできます。
最初の例は、

 The woman is picking her nose.
 The woman is so beautiful.(「The woman」は主語)

この2つの文を、1つにまとめています。
「The woman」という同じことについてなので、下の文の「the woman」を、同じ単語を使う代わりに「who」にして、1つにまとめています。
なぜ「who」になるかは、下に表でまとめてあるとおり、先行詞、つまり修飾される単語「The woman」が人で、さらに、修飾節で、主語になっているからです。

2番目の例でも一緒です。

 The man stepped on dog poop.
 I managed to avoid dog poop.(「dog poop」は目的語)

この2つの文を、1つにまとめています。
「dog poop」という同じことについてなので、下の文の「dog poop」を、同じ単語を使う代わりに「which」にして、1つにまとめています。
なぜ「which」になるかは、下に表でまとめてあるとおり、先行詞、つまり修飾される単語「dog poop」が人以外で、さらに、修飾節で、目的語になっているからです。

また、以下の様な場合もあります。

● I love the woman whose soul is beautiful.
  僕は、魂の美しい女性が好きです。

● There is an animal like hippopotamus whose sweat is red.
  カバのように、汗が赤い動物もいる。

これらは、2つの文に分けると、それぞれ、

 I love the woman.
 The woman's soul is beautiful.

 There is an animal like hippopotamus.
 An animal's sweat is red.

「〜's」の「〜」の部分が、共通しているので、それを、関係代名詞、「whose」でまとめて、1つの文にしています。
上の文は、「whose soul」で、先行詞「the woman」の「soul」、
下の文は、「whose sweat」で、先行詞「an animal」の「sweat」、
になります。
また、人以外の時は、「whose」ではなく、「of which」も使えます。
上の例だと、以下のように言うことも出来ます。

● There is an animal like hippopotamus the sweat of which is red.

「前置詞+関係代名詞」については、関係代名詞 2(前置詞+関係代名詞)のページで、詳しく書いていこうと思います。

以上、このように、「修飾」「2つの文を1つにまとめる」のが、関係代名詞の役割です。
先行詞、つまり、修飾される単語が、人なのか、人以外なのか、修飾する節の中で、主語なのか、目的語なのかで、「who」になったり「which」になったりします。
関係詞節の中で、主語になる時を「主格」、目的語になる時を「目的格」、「先行詞の〜」となる時を「所有格」と呼びます。

あと、先行詞が人で、関係詞節の中で、目的格になる時、「whom」が、使われるのが、文法上は正式なのですが、口語では、「who」も普通に使われています。

○ He is the guy whom she slapped.
○ He is the guy who she slapped.
  彼が、彼女がビンタした、ヤツだ。

関係代名詞の形の表は、以下のとおりです。

関係代名詞の格変化
先行詞 主格 所有格 目的格
who whose whom、who
人以外 which whose、of which which