分詞構文

分詞構文というのは、ある節に、分詞からなる副詞句がくっついて、その節全体を修飾するものの事です。
少し固い感じの、文語的な表現になります。

● He was picking his nose, having an unconcerned look on his face.
  涼しい顔をしながら、彼は、鼻くそをほじっていた。

● He couldn't breathe, mesmerized by her beauty.
  彼女の美しさに魅了され、彼は息が出来なかった。

上の文は、主節「He was picking his nose」に、「have」の現在分詞「having」からなる副詞句「having an unconcerned look on his face」がくっついて、主節全体を修飾しています。

下の文は、主節「He couldn't breathe」に、「mesmerize」の過去分詞「mesmerized」からなる副詞句「mesmerized by her beauty」がくっついて、主節全体を修飾しています。

日本語への訳し方は、文脈にもよりますが、基本的な意味としては、

現在分詞の場合は、主語が「〜している」+「その節」、
過去分詞の場合は、主語が「〜された」+「その節」、
という感じです。

上の例では、「涼しい顔をしている、プラス、鼻くそをほじっていた」、
下の例では、「彼女の美しさに魅了された、プラス、息が出来なかった」、
という感じになります。

この「プラス」が、文脈によって、

「時(〜時)」「条件(〜であれば)」「原因(〜だから)」「譲歩(〜だが)」「付帯状況(〜しながら)」

になったりします。
上の文は「付帯状況(鼻くそをほじりながら)」、下の文は、「原因(彼女の美しさに魅了されて)」になります。

また、上の例では、節の主語と分詞構文の主語が同じでした。(この場合は「he」)
でも、節の主語と分詞構文の主語が違う時があります。
こういう場合は、分詞の前に、分詞構文の主語が付きます。

● Nobody being around, she farts as loud as she can.
  誰も周りに居なければ、彼女は、思いっきり屁をこく。

● Her underwear wedged in her ass crack, she couldn't do anything in front of her boyfriend's parents.
  パンツがケツに食い込んでいたが、彼の両親の前では、彼女はどうすることも出来なかった。

上の例では、主節の主語は「she」ですが、分詞構文の主語は、「nobody」です。
「nobody」が「being around」であれば、という「条件」の分詞構文になっています。

下の例では、主節の主語は「she」ですが、分詞構文の主語は、「her underwear」です。
「her underwear」が「wedged in her ass crack」だが、という「譲歩」の分詞構文になっています。