名詞

名詞と言うのは、その名の通り、名前を表す語で、主語(S)、補語(C)、目的語(O)になる事が出来ます。

● I love you.
  私はあなたを愛している。

● This is heaven!
  これぞ天国!

● She gave him a dropkick.
  彼女は、彼に、ドロップキックをかました。

最初の文は、SVOの第3文型で、主語(S)が「I(私は)」という人称代名詞、そして、目的語(O)が「you(あなたを)」という人称代名詞になっています。

真ん中の文は、SVCの第2文型で、主語(S)が「this(これ)」という代名詞、そして、補語(C)が「heaven(天国)」という名詞です。

最後の文は、SVOOの第4文型で、主語(S)が「she(彼女は)」という人称代名詞、目的語1(O)が「him(彼に)」という人称代名詞、目的語2(O)が「a dropkick(ドロップキック)」という名詞です。

以上のように、名詞は、文の中で、主語(S)、補語(C)、目的語(O)として、使うことが出来ます。

また、名詞には、可算名詞と不可算名詞、つまり数えられる名詞と数えられない名詞があります。
上の例では、「heaven(天国)」が、不可算名詞、「a dropkick(ドロップキック)」が、可算名詞になります。
ただ、同じ単語でも、可算名詞としても不可算名詞としても、両方で使われるものもたくさんあります。
この辺は、日本語にはない概念なので、最初はわかりにくいかもしれませんが、英語に慣れてくるうちに、感覚的に、自然にわかるようになってきます。

そして、可算名詞の単数形には、必ず1つ、限定詞をつけるのが原則です。
限定詞には、冠詞(「a」など)、所有限定詞(「her」など)があります。
詳しくは、限定詞のページをご覧になってください。

● a dropkick
  一発のドロップキック

● three dropkicks
  三発のドロップキック

● her dropkick
  彼女のドロップキック

● her three dropkicks
  彼女の三発のドロップキック

● the three dropkicks
  その三発のドロップキック

「dropkick」は、可算名詞なので、1番目と3番目のように、単数、つまり1つの時は、限定詞(冠詞「a」、所有限定詞「her」など)をつけます。
可算名詞の複数形には、2番目、4番目、5番目のように、語尾に「s」をつけるのが原則です。
また、複数形の時も、4番目や5番目のように、限定詞(「her」「the」)を付けることが出来ます。

ただし、不定冠詞(「a」)は、「1つ」を表す限定詞ですので、複数形には使えません。
また、不定冠詞「a」は、次の単語が母音字(a、i、u、e、o)で、始まる時は、「an」を付けます。

● an ass
  一つのケツ

ちなみに、「hip」というのは、英語では、「腰のあたり」を指します。
英語で、「お尻」と言いたかったら、「buttocks」「butt」、それより下品な言い方で、「ケツ」と言いたかったら、「ass」等と言います。
「hip」は「お尻」という意味ではありません。

あと、複数形には、語尾に「s」を付けると言いましたが、複数形が、不規則、つまり、語尾に「s」を付けるのではなく、まったく違った形になる単語もあります。

● a mitochondrion
  1つのミトコンドリア

● seven mitochondria
  7つのミトコンドリア

日本語で言う「ミトコンドリア」は、複数形が「mitochondria」で、単数形は「mitochondrion」です。
このように、ただ語尾に「s」を付けるだけでなく、語尾の形が微妙に代わったり、語尾に「es」を付ける単語もあります。

● a dragonfly
  一匹のトンボ

● three dragonflies(語尾の「y」を「i」にして「es」を付ける)
  三匹のトンボ

ただ、可算名詞と不可算名詞、複数形の形、などは慣れてくれば、自然にわかるようになってきますので、初心者のうちは、無理に暗記しようとしなくても大丈夫です。

「単語によって、数えられる名詞と数えられない名詞があんのか」
「複数形が、変な形になるやつもあんのか」
くらいに思っておけば、OKです。

また、上の「dragonfly(トンボ)」は、「dragon」「fly」と2つの名詞が組み合わさって一つの名詞になっています。
「dragon」は「龍」、「fly」は「ハエ」で、この2つが組み合わさって、「dragonfly」と一つになると、「トンボ」という全く違う意味になります。

このように、2つの名詞を合わせて、全く違う意味の1つの別の名詞になることもよくあります。

● a lady
  一人のレディー

● a bug
  一匹の虫

● a ladybug
  一匹のてんとう虫

上のように、「lady」は「レディー」、「bug」は「虫」という意味ですが、「lady」+「bug」で、「ladybug」になると「てんとう虫」という意味になります。
こんな感じで、2つの名詞が合わさって、全く違う意味の別の名詞になることもあります。

以上、名詞について、基礎的な事は、こんな感じです。