限定詞

限定詞とは、その名の通り、名詞を限定する品詞のことです。
名詞に付くという点では、形容詞に似ています。
ただ、形容詞と違うのは、形容詞は、1つの名詞に複数使えるのに対し、限定詞は、1つしか使えないということです。

○ beautiful sexy girls
  美しくセクシーな女の子たち

× this my girl
 「this」「my」は、ともに、限定詞なので、1つの名詞に一緒に使うのは、×。

そして、形容詞は、無くてもOKですが、可算名詞の単数形は、原則として、限定詞なしでは使えないということも、形容詞と違うところです。
以下の例は、「a」は限定詞、「beautiful」が形容詞で、「girl」は可算名詞の単数形なので、形容詞「beautiful」は無くてもOKですが、限定詞(この場合は「a」)なしでは使えません。

○ a girl
○ a beautiful girl
× girl
× beautiful girl

また、形容詞は、比較級があるのに対し、限定詞に比較級はありません。

以上が、限定詞が、形容詞と分けて扱われる所以です。
限定詞を「品詞」と定義するかどうかは、意見が別れるところですが、Cambridge Advanced Learner's Dictionaryなどの、英英辞典を見ると、「determiner」と、独立した「品詞」として、載っていますので、このサイトでも、独立した品詞として、扱います。

限定詞には、主に、冠詞、指示限定詞、所有限定詞、疑問限定詞、関係限定詞、否定限定詞、数量詞など、があります。

◆ 冠詞

冠詞は、「不定冠詞」と「定冠詞」に分かれ、不定冠詞は「a」「an(次の単語が母音字で始まるとき)」、定冠詞は「the」の形になります。

この「冠詞」というのは、非常に奥が深く、ネイティヴですら、完璧に正しく説明できる人は少ないと言われているものですので、英語初心者の人は、最初は、細かいことは、気にしなくていいと思います。

◆ 指示限定詞

「this(この)」「these(これらの)」「that(あの)」「those(あれらの)」などのことです。

◆ 所有限定詞

「my(私の)」「our(私達の)」「his(彼の)」「her(彼女の)」「their(彼らの)」などのことです。
これは、詳しくは、人称代名詞の格変化を御覧ください。

◆ 疑問限定詞

「what」「which」の2つで、日本語では、「疑問形容詞」とも呼ばれていますが、このサイトでは、厳密に、「限定詞」として扱います。

Cambridge Advanced Learner's Dictionaryなどの、英英辞典には、この、日本で「疑問形容詞」と呼ばれる用法は、「determiner(限定詞)」として載っていますので、このサイトでは、英英辞典のほうに合わせたいと思います。
詳しくは、疑問限定詞のページをご覧ください。

◆ 関係限定詞

「what」「which」「whatever」「whichever」の4つで、日本語では、「関係形容詞」と呼ばれますが、このサイトでは、厳密に、「限定詞」として扱います。

理由は、上の、疑問限定詞と同じで、Cambridge Advanced Learner's Dictionaryなどの、英英辞典には、この、日本で「関係形容詞」と呼ばれる用法は、「determiner(限定詞)」として載っていますので、このサイトでは、英英辞典のほうに合わせたいと思います。
詳しくは、関係限定詞のページをご覧ください。

◆ 否定限定詞

「no」など、名詞の前につけて、否定を表す限定詞です。

◆ 数量詞

「every」「each」など、名詞の前につけて、数量を表します。

以上、限定詞についてです。
ただ、この限定詞は、英語に触れているうちに、感覚的に身についてくるものですので、初心者のうちから、完璧に理解しようとしなくても大丈夫です!
この限定詞を、「品詞」と定義するかどうかは、意見が分かれるところですし、冠詞を始め、非常に奥が深いからです。

また、上記は、あくまで原則で、「例外のないルールは無い」といわれるように、例外もありますが、このコーナーは、「初心者向け」英文法講座ですので、初心者のうちは、原則をしっかり学んで、そのあとで、例外は例外として、学んでいけばいいと思います。

ですので、最初のうちは、よく理解できなくても、心配しなくて、大丈夫です!