使役動詞

使役動詞というのは、「目的語に〜させる」というような意味になる動詞です。

形は、「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原形」のようになり、「make」「let」「have」「help」「bid」が、使役動詞です。
ちなみに、「動詞の原形」のことを「不定詞」といいます。

人によっては、これら以外の動詞を、使役動詞と定義する人もいます。
ただ、その場合は、あとに「to不定詞」を伴う事が多いです。
ただ、用法が分かれば、他の動詞の場合も、理解できるようになります。

ですので、まずは、「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原形」の形になる、基本動詞、「make」「let」「have」の用法を抑えましょう!

● That made us laugh out loud!
  あれには爆笑させられたぜ!

● Let it be.
  なすがままに。

● I had my doctor remove an annoying wart.
  医者にうざいイボを取り除いてもらった。

これらの例では、上から、

「make + 目的語 + 動詞の原形」
「let + 目的語 + 動詞の原形」
「have + 目的語 + 動詞の原形」

と、「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原形」の形になっています。
このような形をとる動詞を、使役動詞と呼びます。

意味は、以下の様に、「make」は、強制的な感じで、「let」は、相手の意思のままにさせる感じ、「have」は、「してもらう」というような感じになります。

「make O V」で「OにVをやらせる」
「let O V」で「OにVさせる」
「have O V」で「OにVしてもらう」

最初の文は、「made us laugh」で「私達を笑わせる」という意味になります。
「out loud」は、「大声で」という意味の副詞です。
余談ですが、英語のコメントの語尾などで良く見かける、「lol」は「laughing out loud」という意味で、日本語で言うと、「(大笑)」というような意味です。
さらなる余談ですが、「爆笑」というのは、大人数が一斉に笑うことであって、一人では爆笑出来ないそうです。

2番目の文は、ビートルズの名曲のタイトルでもおなじみの文です。
これは、「あるがまま」「なすがままに」などと訳されますが、これは、「it(それ)」を「be(そのままの状態である)」にさせるという意味です。
それを無理やり変えようとするのではなく、「そのままにしておきなさい」というような意味になります。

3番目の文は、「my doctor(私の医者)」に「remove(取り除く)」してもらった、という意味になります。
「annoying」は「うざい」、「wart」は、「イボ」という意味です。

このように、使役動詞は、「目的語に〜させる」という意味になります。
形としては、「SVOV」のような形になる、特殊な動詞です。
「SVOV」という文型はありませんので、一応、文型的には、「SVO」の第3文型?になります。

不定詞を補語と捉え第5文型である、とも言われますが、細かい文法上の分類は、その道の専門家の方たちにお任せして、ここでは、こういうパターンになるということだけ知っておけばOKだと思います。

このサイトの目的は「英語を理解できるようになること」であって、「細かい文法上の分類にこだわること」ではないからです。

また、「let」は、目的語に、「us」をとると、「〜しよう!」の意味になります。

● Let's drink!
  飲もうぜ!

「let's」は「let us」の省略形です。
これは、「us(私達)」に「drink(酒を飲む)」させるという意味で、つまり、「飲もうぜ!」という感じになります。

以上が、使役動詞の基礎になります。
ごちゃごちゃと色々書いてありますが、慣れてくれば、なんてことはないので、初心者のうちは、完璧にわからなくても、心配しなくてOKです!