冬に読みたい本ベスト3!

テーマ別の本ベスト3シリーズ、今回は、「冬に読みたい本」ベスト3です!

3位 The Door into Summer By Robert A. Heinlein

1970年のロサンゼルス、ガールフレンドのBelleと、ビジネスパートナーMiles、二人から裏切られた、主人公Danは、猫のPeteとともに、冷凍睡眠によって、30年後の未来に生きることを決意する。そして、冷凍睡眠後の、2000年に、待っていたものは・・・

日本でも人気のあるSFの古典で、ユーモアあふれる主人公、ストーリーの面白さ、スカッとする爽快な結末などなど、とても楽しい作品です!
タイトルは、「夏への扉」ですが、舞台は、12月で、冬の話で、冬に読みたくなります。

Door into Summer 夏への扉 [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

2位 Misery By Stephen King

「Misery」シリーズで有名な作家、Paul Sheldonは、大雪の中、自動車で走行中に、事故を起こし、崖から転落するが、そこを、彼の熱狂的ファンである、元看護士、Annieという女性にに、保護される。人里離れた彼女の家で、介護を受けるも、Annieは、次第に狂気を露わにしていく・・・

有名な、ミザリーですが、怖い怖い笑
サイコホラーで、話に惹き込まれます!
舞台が、冬、しかも大雪の中なので、これも、冬に読みたくなる作品です!

Misery (Signet Shakespeare) ミザリー (文春文庫)

1位 Murder on the Orient Express By Agatha Christie

雪の中で立ち往生した、オリエント急行。その中で、殺人事件が起きる。偶然、汽車に乗り合わせた、名探偵エルキュール・ポアロは、事件の真相に迫る!

トリックや犯人の意外性は、衝撃的で、私は見事に騙されました!
外界との接触が遮断される、いわゆるクローズド・サークルものの傑作で、舞台が、雪の中で、冬の雰囲気を味わえると思います!

Murder on the Orient Express: A Hercule Poirot Mystery (Hercule Poirot Mysteries) オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

3位 歯車 By 芥川龍之介

芥川龍之介を自殺に追い詰めたものは何だったのか?
冬の東京で、主人公の「僕」は、目に映る「歯車」を始め、さまざまな死の予告らしき幻覚を目撃する。
鬼気迫る精神世界を描いた傑作!

統合失調症だったと言われ、度々ドッペルゲンガーを目撃していたという芥川龍之介の、描く精神世界が、ちょっとしたホラーよりもはるかに怖い、色々な意味で、本当に凄い作品です。
舞台が東京の冬で、この何とも言えない不気味さが、冬に読みたくなります。

歯車―他二篇 (岩波文庫 緑 70-6) 歯車
※ Kindle版なら、パブリックドメインですので無料で読めます♪

2位 芽むしり仔撃ち By 大江健三郎

戦時中、感化院の少年らは、山奥の村に集団疎開するが、その村では、疫病が怖れられ、村人たちは、少年らを村に閉じ込め見捨てて、自分たちだけ避難する。
取り残された少年たちは、自分たちだけの理想の社会をつくろうとするが・・・

舞台は冬の山奥の村、雪の描写が非常に美しく、冬に読みたくなる本です。
不条理なこと極まりない状況で、懸命に生きようとする主人公に、励まされます。
川端康成に続く、日本人で二人目のノーベル文学賞受賞者、大江健三郎の作品で、よく文章が難解と言われますが、この作品は、非常に読みやすく、文量も200ページ程度と少ないので、スラスラ読めると思います。

芽むしり仔撃ち (新潮文庫)

1位 雪国 By 川端康成

無為徒食の生活を送る、主人公の島村は、温泉宿を訪れ、そこで、駒子ら、芸者と出会い、雪国の人々の生活に触れる。

とにかく、風景描写の美しい作品で、読んでいると、自分も、その場にいるように、雪景色を楽しむことが出来ます。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」というあまりにも有名な一文で始まる、日本人初のノーベル文学賞を受賞した、川端康成の傑作!

雪国 (新潮文庫 (か-1-1))

最後に

以上、「冬に読みたい本」ベスト3でした!

※ これらは、あくまで、私の主観で、人によっては、私と全く感じ方が違う場合があることを、ご容赦いただけたらと思います。また、洋書のほうは、翻訳版が出ているものは、私は読んでいませんが、「日本語で読みたい!」という人のために、翻訳版の画像リンクも、洋書の画像リンクの横に貼っておきました。