英語で遊ぼう!第6回 洋画 Death on the Nile

ナイル殺人事件 デジタル・リマスター版 [DVD]

英語で遊ぼう!シリーズ、第6回は、「Death on the Nile」です。
アガサ・クリスティの名作、ナイル殺人事件の、映画バージョンです。

エジプトを舞台に、新婚旅行で、ナイル川クルーズを楽しむ予定の新婚夫妻と、同じ豪華客船に乗り合わせた、アガサ・クリスティが生んだ、名探偵、エルキュール・ポアロが、客船内で起こる事件の解決に挑みます。

私は、原作も読みましたし、映画も観ました。
ただ、原作を読んだ時は、まだ自分の実力不足で、あまり内容が理解できなかったのを覚えています。
そして、結末も忘れてしまった、何年か後、この映画を観たら、最高に面白かったです!

ネタばれにならないように、あえて詳しくは書きませんが、私は、完全に作者の術中にはまり、結末に驚きました。
最後まで犯人やトリックが分からないと、最高に面白いです!

やはり、ミステリーは、途中で犯人が分かってしまうと面白くないんですよね。
特に、ミステリー小説やサスペンス小説を、良く読んでいると、大体、パターンが見えてきて、結末が想像ついてしまう事が多いのですが、アガサ・クリスティは、私の期待を良い意味で裏切ってくれる事が多く、最高に楽しませてくれます!

また、この作品は、色々な国の登場人物が出てくるので、少し、英語以外の言語も出てきます。
例えば、ポアロは、ベルギー人(フランス語圏)で、フランス語を話すシーンがあります。
ベルギーは、オランダ語に似たフラマン語を話す人が一般的で、次に、フランス語、そして、残りの約10%が、他の言葉を話すそうです。

参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC

ポアロの発音も、フランス語です。
綴りは、「Hercule Poirot」ですが、フランス語では、基本的に「h」、語尾の子音字は、サイレントレターになり、発音しないので、「Hercule」の「H」も、「Poirot」の「t」も発音しません。
「poi」は「pwa」という感じ、「r」は、喉の奥でうがいをするような音になります。
全然正確ではありませんが、無理矢理、カタカナで書くと、「エゲキューゥ プワゴ」という感じでしょうか。
ちなみに「Hercule」は、ヘラクレスから来ています。
この辺も、フランス語に興味のある方には、楽しめるポイントだと思います。

また、エジプトを自分で観光したような気分になれるのも良いですね。
私は、エジプトには行った事がありませんし、あまり興味もなかったのですが、この作品を知ってから、生涯に一度は、行ってみたいと思うようにもなりました。

また、客船の雰囲気が良いですね。
まだ、私が生まれる前の、1978年の映画ですので、船の内装が、アンティーク感と言うか、なんというか、良い感じです。
今でも、西洋アンティーク調の部屋があると思いますが、あんな感じです。

本作は、私の一番好きな小説の一つ、And Then There Were Noneと同様に、クローズド・サークルの最高傑作だと思います。
クローズド・サークルとは、容疑者全員に動機があり、外部犯の可能性がない状態で、特に、外界と隔離された状況を指します。
名探偵コナンとかで、良くある設定ですね。
ちなみに私は、名探偵コナンも大好きです!
阿笠博士は、アガサ・クリスティから、毛利探偵事務所の下の喫茶店ポアロは、エルキュール・ポアロから来ています。

参考URL
http://en.wikipedia.org/wiki/Closed_circle_of_suspects
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB

これは、ミステリーなので、殺人シーンが含まれます。
そういうのが苦手な方には向いていないかもしれませんが、これはフィクションで現実ではありませんので、そう割り切れれば問題ありませんし、ミステリー好きには、たまらない作品だと思います!

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