アンチ・バベルの塔について

私は、おもにインターネットや書籍で情報を集めて、独学で英語学習をしています。
自分で英語学習のプランを作っているので、いままで失敗したことは山ほどありますが、最近、一番強く思うことがアンチ・バベルの塔をもっと早く始めていればよかったということです。
私が本格的に英語学習を始めたのは2006年の夏からで、2006年のころにはすでに、アンチ・バベルの塔の存在は知っていたのですが、最初のころはあまりにも大変そうで取り掛かる気になれなかったのです。

最初、2006年の夏から、色々なホームページで多読が勧められていたので、まず洋書を辞書を引きまくって読むという勉強法を開始しました。
洋書を20冊くらい読んでころで、おそらく認識語彙は5000単語くらいになっていたと思います。

そして、今度は英検1級に挑戦しようと、
英検プラス単熟語1級―文で覚える
究極の英単語SVL Vol.3
究極の英単語SVL Vol.4
以上の3冊を音声と一緒に音読しまくるという語彙の勉強方法を始めました。

そして、2008年の第2回で英検1級の1次試験に合格してから、2009年01月31日にようやくアンチ・バベルの塔の建設を始めたわけです。
一応、効率は悪いながらも、このやり方で英検1級の語彙問題で、そこそこの点数をとれる程度の語彙力は身につきましたが、今になって、いろいろ問題点を感じます。

植田一三先生の英語スピーキング スキルアップ BOOKでは

「単語集や英和辞典などの代表的な意味だけ読んで分かった気になって、例文も読まない勉強法では、英単語の意味の広がりがつかめないため語感が養われず、またコロケーション(ごと結びつくフレーズ)で覚えていないため幅広く正確に運用できない」
英語スピーキング スキルアップ BOOKより引用)

と書かれていました。
私は、最初の5000単語は、そのような勉強法をしていたので、英会話に一番重要な基礎単語を、正確に幅広く使いこなすことが出来ないのだと思いました。

私の場合は今、Longman Dictionary of American Englishという辞書で基礎単語も含めてアンチ・バベルの塔を建設中です。
アンチ・バベルの塔は本来は、おもに認識語彙を増やすためのもので、英英辞典を読んで「自分の知らない単語」をピックアップしていき、自分の知らない単語だけのオリジナルの辞書を作るというものですが、私の場合は、知っている単語でも、ほんの少しでも、「まだ正確に使えこなせないかも」とおもった単語は全部載せて、認識語彙を増やすというより、運用語彙を増やすための物にしています。(おかげでほとんどすべての単語を乗せる羽目になっています笑)

私の場合は、もう遅いですが、これから英会話を本格的に勉強しようと思っている方は、まず
英会話初心者が一番最初にするべきこと
英会話初心者が一番最初にするべきこと 2
をやって、それから、
3000単語ずつ、ほんの少しでも、「まだ正確に使えこなせないかも」とおもった単語は全部載せて、アンチ・バベルの塔を建設し、完成した塔を音読しまくる
という勉強法が、最短かつ最強の英語学習法ではないかと私は個人的に思っています。

ちなみに、私はフランス語の勉強を上記の順序で学習中です。
といってもまだまだ、始めたばかりなのですが、まず初心者のうちは発音と瞬間英作文をしっかりやって土台を固めることが重要だと思うので、

やさしいフランス語の発音
French I, Comprehensive: Pimsleur Language Programs

という、上記二つの教材でトレーニングをしています。
といっても発音のほうは実は1年くらい前から、1週間に1回程度ですが練習していました。
とにかく外国語を学ぶときに一番最初にするべきことは発音だと自分の経験からも実感しているからです。
French I, Comprehensive: Pimsleur Language Programsのほうは音声の教材で、2万6千円弱とちょっと高いのですが、自分への投資だと思ってついこの間、購入しました。
これは、英語を母語とする方がフランス語を学ぶものなので、ナレーションは英語なので英語のリスニングにもなります。
この教材は、英語→フランス語の瞬間仏作文が音声で出来る、貴重なものです。
私は2009年11月24日から、これを始めました。
まだほんの少しやっただけなのですが、今まで全くフランス語がわからなかったのに早くも、この教材でやった文章なら話せるようになってきました。

このシリーズはさらに
French II, Comprehensive: Pimsleur Language Programs
French III, Comprehensive: Pimsleur Language Programs
French, Plus: Pimsleur Language Programs
と、続編があるので、1が終わったらすぐに2を買って続けていきたいと思っています。
最後まで終わった時のスピーキング力が楽しみです♪

そして、それが終わったら、先ほど述べたようにフランス語の運用語彙用としてのアンチ・バベルの塔を、3000単語ずつ作って音読するというトレーニングをしていきたいと思っています。
最初の3000単語の塔が完成したら、今度は

・次の3001〜6000までの3000単語の塔建設
・建て終わった塔の音読

を並行してやっていくのがいいと思います。
私は、Pimsleurの瞬間仏作文が終わったら、そうするつもりです。
1日100単語ずつやれば、たった30日で完成しますので、1万2千語までは、たった4カ月で完成です。
1日100単語くらいなら1日1〜2時間くらいで終わります。
音読に1時間かけたとしても、1日たった3時間弱なので、絶対にやらなきゃ損です!

とにかく、発音と瞬間英作文で土台を固めたら、アンチ・バベルの塔を早くやったほうがいいと思います。
また、このことは賛否両論あるかと思いますが、私は個人的に語彙が一番重要だと思っています。
まず、

スピーキングにおいて、
いくら発音がきれいでも、瞬間英作文が速くできても、運用語彙がなければ、言いたいことを的確に表すことはできません。
また、上でも触れたとおり、語感が養われていなければ、知っているつもりの単語でもうまく使いこなせないと思います。
今の私がまさにその状態で、「get」とか「go」などの基本単語は知っているつもりでも、使いこなせない用法や句動詞がたくさんあります。
でもネイティヴなら子供でも基本動詞は使いこなせると思うので、この辺りの運用能力の無さが、私のスピーキング能力の低さの原因だと思います。

リスニングにおいても、
知らない単語が出てくると理解度が減るのはネイティヴでも同じだと思います。
ネイティヴですら、一つでも知らない単語が出てくると「What?」と聞き返すことが多いと思います。
これは、日本語でも同じだと思います。
知らない単語が出てきたら、「○○って何?」と聞き返すことが多いと思います。
特に最近、草食系などのたくさんの造語が出てきてますので、草食系の意味を知らないおじさんとかに使ってみると、多分、「草食系って何?」と返ってくると思います。

リーディングにおいても、
知らない単語が少ないほうが理解度も読むスピードも速くなるのは当然です。

ライティングにおいても、
運用語彙が多いほうがいいエッセイを書けるのは当然ですね。

以上から、発音や瞬間英作文の基礎を終えたら、そのあとからは語彙が一番大切な要素だと思います。

ちなみに、私がおもに独学で勉強している理由は、こうやって「自分でプランを練って目標を達成する」ということが大好きだからです。
人に手とり足とり教えてもらうより遠回りになってしまいますが、そこがまたいいんですね。
学習プランの例を自分で考えて、こうやってホームページで公開するのも最高に楽しいです!!

アンチ・バベルの塔はMIcrosoftのWordで作っています。
ワードの設定は
用紙B5 幅182mm×高さ257mm
文字数22
字送り9.45pt
行数48
行送り14.3pt
余白 上、下 5mm
余白 左、右 12.7mm
です。

全部出来上がったら、B5の白紙のルーズリーフに印刷して、アルファベットごと、26冊に分けて閉じようと思っています。


Longman Dictionary of American Englishより引用)

上は記念すべき私のアンチ・バベルの塔、最初の3単語です。
見出し語は赤、句動詞やフレーズは青、例文が緑にしてあります。